2010年7月24日土曜日

足田メロウ展「mellow tone」

今日は新宿シアターサンモールで東京セレソンデラックス10周年記念公演「くちづけ」を観劇。障害者の自立というテーマに挑戦した力作で、 加藤貴子が難しい役柄を熱演しています。

出演イベントのお知らせです。京都在住の画家足田メロウ氏の個展が昨年に引き続き外苑前のギャラリー neutron tokyo で開催され、今年はオープニングパーティで詩の朗読をさせてもらうことになりました。

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足田メロウ展 / mellow tone
オープニング・スペシャル・パフォーマンス

2010年8月21日(土)19:00開演予定
出演:足田メロウ(ライブペインティング)、木村英一(ダンス)、triola(弦楽二重奏)、カワグチタケシ(朗読)
料金:無料
会場:ニュートロン東京(東京港区南青山2-17-14)
   tel.03-3402-3021 http://www.neutron-tokyo.com/     

東京メトロ銀座線外苑前駅下車徒歩8分。1b出口を出て青山通りを青山一丁目方面に直進、赤坂消防署入口信号を右折、赤坂消防署手前を再度右折した左側、三階建ての白いビル。

会場の地図はこちら ⇒ http://www.neutron-tokyo.com/access/

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メロウさんは一昨年から僕の詩「Planetica(惑星儀)」をモチーフにした絵画作品やパフォーマンスを制作されているのでずっとごいっしょさせていただいているような気分ですが、ライブで共演するのは5年前に京都三条御幸町のカフェ・アンデパンダンで開催された「オトエホン7」以来。木村英一さん、triolaさんとは今回はじめてで、とても楽しみです。

展覧会自体は9月12日(日)まで開催されています。メロウさんの作品を印刷物やウェブサイトでご覧いただいたことのある方も多いと思いますが、現物の色彩やタッチを是非生で鑑賞してもらいたいです。このエントリーの添付画像、DMハガキにもなっている「花を摘んだ」というアクリル画ですが、クリックすると大きく表示されるので、人物の足元を見てみてください。ね、チャーミングでしょ?

入場無料、予約不要ですので、夕涼みがてらふらりとお立ち寄りいただけたらと思います!

 

2010年7月11日日曜日

TOKYOポエケット終了

大勢の方にプリシラ・レーベルのブースを訪れていただきました。立ち読みしてくれた皆さん、朗読CDを試聴してくださった皆さん、会場で声を掛けていただいた皆さん、ありがとうございます。

井上久美さんの新作はもちろん、昨日急遽出品をお願いした小夜ちゃんの詩集「ひかりについて」も、たくさんの皆さんに手にとってもらえて、旧作含め思った以上に売上も伸びて、達成感のある一日でした。

いっしょにブースに入ってくれた井上さんの接客が素晴らしかった。ほぼ全員初対面だったと思うのですが、物怖じせずに笑顔で話しかける姿に感心しました。育ちの良さってこういうところに出るんだな、みんなに愛されて大きくなったんだな、と。

ゲストのおふたり、浦歌無子さん(美人)とジュテーム北村さん(革短パン)の朗読も超ハイクオリティでした。ひさしぶりに出展してよかったです。

この会を十年以上にわたって主催している川江一二三さん、ヤリタミサコさんに感謝とリスペクト。来年は自分の新作を持って行きます!
 

2010年7月10日土曜日

雨の匂い 虹の匂い vol.2

梅雨の合間の晴天の真夏日。中央線に乗って荻窪の名曲喫茶ミニヨンへ。短歌と詩の朗読会『雨の匂い 虹の匂い vol.2』を鑑賞しました。

歌人の伊津野重美さんプロデュースのこの会は、4年前に大塚の廃ビルの一室で第1回が開催されました。その伝説的な朗読イベントのまさかの続編ということで、いやがうえにも期待は高まります。

今回の出演者は、伊津野重美さんのほか、以前何度かご一緒させていただいたことのある飯田有子さん、キキさん、小夜ちゃん、福岡からいらした浦歌無子さんの5人。いずれも魅力ある表現者たちです。

会の全体を通して「戦闘美少女たちのその後」という印象を受けました。ストラグルで受けた傷や心の痛みを抱えたまま、平穏な日常に溶け込もうとする者、未だ迷い続ける者、バトルフィールドでの出来事を訥々と語り始めた者、静謐な祈りを捧げる者。ときどきフラッシュバックのように感情の高ぶりが表現されますが、すぐに静寂へと振り戻される。緊張感の途切れることのない約90分のプログラムでした。

すべての演目が終り、ステージに並んだ5人の表情がほどける瞬間にあらゆる感情が収斂されていたのだ、と帰りの地下鉄で一人になってから気づかされました。

会場の名曲喫茶ミニヨンは、渋谷のライオン、中野クラシック、阿佐ヶ谷ヴィオロンみたいな黴臭くて重厚な店を想像していたのですが、白を基調としたすっきりスタイリッシュな内装とサービスで、良い意味で裏切られました。

 

2010年7月4日日曜日

あお

蒸しますね。梅雨らしい梅雨。その合間を縫って、外苑前のタンバリン・ギャラリーへ。イシカワアユミ個展『あお』の最終日にお邪魔しました。

イシカワアユミさんの作品を初めて見たのは10年ぐらい前、ウェブに掲載されていた写真に一目惚れしました。多才な方で、写真だけでなくドローイング、木版画、インスタレーションといった美術作品のほか、文章も書いてリーディングも。どれもイシカワさんご本人の浮遊感漂うチャーミングなキャラクターを反映したものです。

今回の個展は村椿菜文さんの絵本の原画展ということで、淡い色彩のパステル画を中心とした平面作品。絵本に出てくる「あお」という名の猫が登場する作品群がギャラリーの真っ白な壁を飾っています。猫が一番可愛らしく見えるのは後姿だと常々思っているのですが、たぶんイシカワさんもそう考えているのでは。後姿の構図が多く、うれしかったです。

ギャラリーの奥の席で、永井宏さんたちがマンドリンやらバンジョーやらで盛り上がっていて、その賑わいも今回のカラフルな作風に合っていたと思います。

ギャラリーが建っているキラー通りは東京でも一二を争うハイブラウなストリートっていうことになっていますが、一本裏通りに入ると古い木造家屋が残っていたり、なかなか趣深いところ。ちょっと印象が変わりました。
 

2010年6月26日土曜日

裏蓋

「やってますよー」と一月半前にキキさんから聞いて、川村記念美術館にジョセフ・コーネル展を観に行ってきました。美術館のある千葉県佐倉市は二十歳まで暮したマイホームタウン、東京から快速電車で一時間、シャトルバスで田園地帯を20分揺られて行きます。

チャールズ・シミックの『コーネルの箱』によると、コーネルは絵も描けず、彫刻も作れず、美術教育も受けていません。でもそのコラージュ作品はどれもノスタルジックでロマンチック、多くのアーティストに愛されています。http://www.josephcornellbox.com/

今回の展示は、川村記念美術館の収蔵作品16点に高橋睦郎さんが詩を書いて、プラネタリウムを模した暗めの空間に、コーネル作品とともに浮かび上がらせるというもの。十数年前に同じ美術館で開催された回顧展で観た作品に再会したわけですが、あらためてその美しさが染みました。

ガラスを多く使用した展示スペースだったので、ずっと気になっていた箱作品の後側(裏蓋)を見ることのできる作品もいくつかあって、だいぶすっきり。

高橋睦郎さんは、作品毎に4~6行で、シンプルに正確に言葉を紡いでいます。ときどき付き過ぎるきらいがありますが、そんなところも含めて受注制作に力を発揮する、さすが21世紀の宮廷詩人(誉め言葉です!)。自己表現や内面から離れて丁寧に作品を作り上げる力は、当代の詩人では随一ではないかと常々思っています。

マーク・ロスコ、バーネット・ニューマンという常設展の二本柱も素晴らしく、アレクサンダー・カルダーの部屋、庭園の満開の睡蓮、白鳥が泳ぐ池、と見所たっぷりな川村記念美術館、オススメです!
 

2010年6月25日金曜日

第14回 TOKYO ポエケット IN 江戸博

雨季ですね。南半球は冬。ブブゼラの音も聴きなれてきました。

再来週末7月11日(日)に、両国の江戸東京博物館で開催される「第14回 TOKYO ポエケット」 にプリシラ・レーベルが3年ぶりに出展します。 僕は売り子として終日会場のブースにいますので、是非会いに来てください!

1999年に始まったTOKYOポエケットは、商業詩誌やインディーズ系同人誌を網羅した展示即売・交流会です。詩のコミケみたいなものを想像していただければと思います。プリシラ・レーベルは初回から2007年の第11回まで毎回参加していました。2年ほど間が空いてしまいましたが、今回新作を携えて復帰します。

最近はカワグチタケシのほぼソロ・プロジェクト化していたプリシラですが、今回の新作ではひさしぶりに新しい作家を紹介します。井上久美(いのうえひさみ)さんの『NEW YORK SKY』、ART STUDENT LEAGUE OF NEW YORKに留学した日々を、繊細な描線と色彩、瑞々しい文章で綴った滞在記。なるべく多くのみなさんに手にとってご覧いただきたいと思っています。

早い時間帯には作者本人もブースに登場します。その他、プリシラ・レーベルの旧譜、バックナンバーも充実のラインナップ。『TOY BOX 2010』もお求めいただけます。どうぞお楽しみに!

ポエケットでは毎回豪華なリーディング・ゲストをお招きしますが、今回はジュテーム北村さんと浦歌無子さん。こちらも楽しみです。それと、江戸博のミュージアムショップはアメイジングですよー。是非皆様のお越しをお待ちしています!

7月11日(日)13:30~売り切れまで。入場無料です。
 

2010年6月6日日曜日

TOYBOX2010御来場御礼

今日は「おも茶箱 Bilingual Poetry Collection『TOYBOX2010』完成記念朗読会」にご来場ありがとうございました。梅雨入り前のお天気で、明るい午後のひとときをみなさんと過ごすことができました。

企画から担当したかとうゆかさん、芦田みのりさんの当日の進行がとてもテキパキしていて気持ちよかったです。イダヅカマコトさんの新作、藤井わらびさんの作品を朗読した鈴川ゆかりさん、すてきでした。

マシュー・ジェームズ・フロメツキ氏に僕の詩の英訳を朗読してもらったのですが、書いた本人も空では読めない詩を暗唱してくれたのには感激しました。印欧語系ならではの抑揚で、原文よりずっとロマン主義的に聞こえたのが面白かったです。僕もできるだけ丁寧に彼の作品の邦訳を朗読したつもりですが、いかがでしたか?

客席の穏やかな受容の空気と、共演者のみなさんの真摯な姿勢に刺激を受けて、僕も自分の詩作や朗読を見つめ直す良い機会になりました。ありがとうございます!

会場で紹介できなかったアイルランド在住のアリソン・ニ・ヨーキーさんのゲール語の朗読動画はこちらで観ることができます。http://www.youtube.com/watch?v=ZzdLweyU6-M

気になる「軽食」は、生ハム、マグロと豆腐のカルパッチョ、フライドチキン、スパゲティ・ジェノベーゼ、と豪華メニュー。ごちそうさまでした!