歌人の伊津野重美さんプロデュースのこの会は、4年前に大塚の廃ビルの一室で第1回が開催されました。その伝説的な朗読イベントのまさかの続編ということで、いやがうえにも期待は高まります。
今回の出演者は、伊津野重美さんのほか、以前何度かご一緒させていただいたことのある飯田有子さん、キキさん、小夜ちゃん、福岡からいらした浦歌無子さんの5人。いずれも魅力ある表現者たちです。
会の全体を通して「戦闘美少女たちのその後」という印象を受けました。ストラグルで受けた傷や心の痛みを抱えたまま、平穏な日常に溶け込もうとする者、未だ迷い続ける者、バトルフィールドでの出来事を訥々と語り始めた者、静謐な祈りを捧げる者。ときどきフラッシュバックのように感情の高ぶりが表現されますが、すぐに静寂へと振り戻される。緊張感の途切れることのない約90分のプログラムでした。
すべての演目が終り、ステージに並んだ5人の表情がほどける瞬間にあらゆる感情が収斂されていたのだ、と帰りの地下鉄で一人になってから気づかされました。
会場の名曲喫茶ミニヨンは、渋谷のライオン、中野クラシック、阿佐ヶ谷ヴィオロンみたいな黴臭くて重厚な店を想像していたのですが、白を基調としたすっきりスタイリッシュな内装とサービスで、良い意味で裏切られました。
カワグチさん
返信削除次の日ポエケットだったのに寄ってくださってありがとう。おみやげもおいしかったです。えっへっへー。
伊津野さんの空気を変える力とか、初めて一緒した浦さんの美々しさとか、伸び盛りのキキさん小夜さんの変化とか、参加者としてもとても印象的でした。
同時に、朗読を続けていくのは大変なことだなとも。
アリコさん
返信削除コメントありがとうございます!
みんなそれぞれ美しかったですね。
アリコさんのくちびるにうっとり見とれてしまいました。。