2013年12月29日日曜日

Eniship ~愛するみんなと~ 

東京は年末年始らしい快晴です。下北沢Workshop Lounge SEED SHIPの年末特別企画「Eniship ~愛するみんなと~」に参加しました。SEED SHIPに縁の深いアーティストを中心に、楽しく忘年会ライブをしましょう。ということでお声掛けをいただきました。ありがたいことです。

前半はガールズ。今泉芹菜さん(ソロ)。ふてこいがーるず(今泉芹菜&槙本涼子)、YuReeNaさん平林純さん。全員20代前半ですが、実力と人気を兼ね備えた方々(しかもみんなかわいい)。東京インディーポップシーン(?)の層の厚さを実感します。なかでもコレサワさん藤澤有沙さんとのトリオ、川崎レオンさんのサポートで聴かせたひぐちけいさんのギターが素晴らしかった。

弱冠21歳にして数多くのミュージシャンのレコーディングやライブをサポートしている実力派ギタリスト。主役の歌を最大限活かしつつ、ギタープレイで自分のエモーションを上乗せして伝えることができる力を持っています。

そしてドラムセットを背負ったLittle Woodyがゆるくつなぎ(笑)、カレーが供されます。普段はフードメニュがないSEED SHIPとしてはこれも特別なこと。そんな忘年会気分な会場の空気を一変させたのが直前まで楽屋で料理をしていた桂有紀乃さん(画像)。

なんと形容していいのか。本気を出していたのは他の出演者もみんなそうなんですけれど、本気の方向性がひとりだけ違って突出していた。そしてそれはまぎれもなく会場にいた人たちの胸に響くものでした。MCで「ミュージシャンが曲終わりに、ありがとう、っていうのは、聴いてくれてありがとう、ってこともあるけど、お客さんがいて、音楽にぶつかってくれて、それをまた歌っている私が受け取って、それがなくては自分が何をしているのかわからないから。ぶつかってくれてありがとう、って言ってる」と。極めて私的な表現が私性の高さ故に広く深く人々に届く。その秘密の一端を見た気がして深く首肯したわけです。

最後の出演者はアカリノートさん。共演者たちと客席と会場スタッフの気持ちを汲み取って増幅して返すような、丁寧で、力強い歌声と演奏。ベース中田智史さん、ピアノ鴇田望さんとのトリオ演奏の爽快感溢れるダイナミズム。SEED SHIPオーナー土屋氏のブッキング・マジック。

僕は、「クリスマス後の世界」「無題(静かな夜~)」、そしてしめくくりにSEED SHIPへの感謝を込め、15年前に僕と土屋氏が知り合うきっかけを作ってくれた詩人、故カオリンタウミ(別名:MUDDY 'stone' AXEL)の「ウィンター・ソング」を朗読しました。先週痛めた咽喉のコンディションは完全ではありませんでしたが、一週間模索した結果最良のパフォーマンスをお届けできたと思います。

今年もたくさんの人たちにお世話になりました。どうもありがとうございます。来年もよろしくお願いします。というわけで次のライブは来年1月19日(日)。Poemusicaとしては、はじめてのお昼開催です!

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Poemusica Vol.24
日時:2014年1月19日(日) Open 12:30 Start 13:00
会場:Workshop Lounge SEED SHIP
    世田谷区代沢5-32-13 露崎商店ビル3F
    03-6805-2805 http://www.seed-ship.com/
    yoyaku@seed-ship.com
料金:予約2,000円 当日2,300円(ドリンク代別)
出演: 鳥井さきこ *Music
     中村佳穂(from京都)*Music
     松本暁 *PoetryReading
     カワグチタケシ *PoetryReading

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