2024年8月13日火曜日

BLACKPINK WORLD TOUR [BORN PINK] IN CINEMAS

猛暑日。新宿バルト9ミン・グンオ・ユンドン監督作品『BLACKPINK WORLD TOUR [BORN PINK] IN CINEMAS』を観ました。

2022~2023年に世界34都市66公演が開催され180万人を動員したBLACKPINK WORLD TOUR [BORN PINK]。ツアーファイナルである2023年9月17日(日)の韓国ソウル市Gocheok Sky Domeのライブの映像化です。

ツアータイトルにもなっている2022年リリースの2ndアルバム "BORN PINK" 1曲目の "PINK VENOM" のイントロが流れ、逆光で4人のメンバーのシルエットが映ると、35,000人収容のドームスタジアムから熱狂的な歓声が上がる。

続く "Pretty Savage" "Kick It" のチェアダンスの完成度。第2ブロックのソロコーナーでは、白黒ミュージカル映画へのオマージュをダンサー陣とドローンで真上から空撮したROSÉさんのパフォーマンスが素晴らしかった。最年長メンバーのJISOOさんはChristian Diorのグローバルアンバサダー。スチルではクールなのに、ライブ中は隙あらばウィンク、ウエーブ、複数種類の指ハートを繰り出すプロ意識の高さ。グループのキュートな邪悪さを象徴するJENNIEさんは喜怒哀楽を包み隠さず。逆にソロ曲MVでは強面な最年少LISAさんはライブでは終始笑顔を絶やさない。

前作 "BLACKPINK THE MOVIE" から3年。ガールクラッシュというサブジャンルからK-POPのガールクループの頂点に上り詰めたBLACKPINKの自信に満ちた立ち姿はチャーリーズエンジェルを思わせ、同じ韓国でいえば2010年のバンクーバー五輪フィギュアスケート金メダリスト、キム・ヨナ選手が氷上で演じたボンドガールにも重なる。

4人の黒人男性ミュージシャン、Young(Key)、Chuck(G)、Omar(B)、Bennie(Dr)の生演奏も超グルーヴィ。音声は前述のソウル最終公演のものですが、映像はLA、ニュージャージー、ラスヴェガス、パリ、バンコク等のカットアップが編集されており、曲中で衣装が次々に変わるのが楽しい。ハードボイルドタッチの黒衣装も似合いますが、パリ公演のカジュアルテイストな衣装も好きです。

 

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