残暑の日曜日、用事は午前中の涼しいうちに済ませましょう。銀座テアトルシネマで荻上直子監督の映画『トイレット』の初回を鑑賞。
パニック障害でヒッキーの兄モーリー、アニヲタの弟レイ、大学で詩のクラスに通うパンクな妹リサ、そしてもたいまさこ演じるばーちゃん。ちょっとした謎解きとどんでん返し。観終わったあとに誰もが餃子を食べたくなることでしょう。
もたいさんてまだ57歳なんですね。映画のなかではどう見ても70代。おみごとです。セリフはふたつしかありませんが、表情と動きで演技しています。割り箸を袋から出し、割り、寿司を口に運ぶ。その一連の動作はまるで、一流の剣士のよう。スローでまったく無駄がなく、優雅ですらあります。
レイの同僚のインド人。ヲタの動きは万国共通ですか。名作『電車男』の山田孝之を彷彿とさせます。要所要所で登場するセンセーという名の猫が、美しく、気高く、愛らしいです。
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