
貧しい階級の出身で、社交界で差別的な扱いを受けた主人公のモチベーションは、富と名声を得ること。そのことで自分の居場所を獲得すること。
女性を解放し、自立させたとされる、婦人服の意匠に関する彼女の革新は、背広や漁師のボーダーシャツ、ジャージのスポーツウェアなど、紳士服のコンセプトを転用したもの。階級の壁を越えるためにヒットさせた新しいファッションの買い手は、結局富裕階級の女たちだったこと。
二重のアイロニーを主人公役のオドレイ・トトゥが抑えた演技でうまく表現しています。『アメリ』 以来8年ぶりの再会と思ったら、5年前に『ロング・エンゲージメント』を観ていました。印象薄い。。
衣裳はどれもステキでした。特に最初のシーンの子役が着ている重そうなウールのフード付きポンチョ。仮装パーティでココが着るボーイッシュな黒のパンツスーツ、バルザンのヘリンボーンツイードのスリーピースも好き。
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