2013年11月24日日曜日

日曜音楽バー『アサガヤノラの物語』

阿佐ヶ谷は駅から数分歩くと落ち着いた住宅街になります。そんな細い路地が交差する三角地に建つモルタルアパートの1階にあるBarトリアエズ。すっかり日が落ちた路地にその店の窓は柔らかい灯りをともしています。夏の終わりに切った髪を束ねたプリーツスカート姿のノラオンナさんが大きなガラスのドアを開けて迎えてくれました。

日曜音楽バー「アサガヤノラの物語」。銀座から阿佐ヶ谷に引っ越してからはじめての出演です。

 1. 無題(都市の末梢神経が~)
 2. Universal Boardwalk 2009-2010
 3. 腐敗性物質田村隆一
 4. 音無姫 (岸田衿子
 5. 水玉
 6. 花柄
 7. 新しい感情
 8. もしも僕が白鳥だったなら
 9. (タイトル)
10. ANGELIC CONVERSATIONS
11. METAPHORIC CONVERSATIONS
12. DOLPHINS
13. 秋のソナタ
14. スノードーム
15. We Could Send LettersRoddy Frame

今回ご来場者特典として、現在絶版になっているカワグチタケシ第一詩集『1996~1997』完全復刻版をご用意しました。上記セットリストの9~15はその詩集に入っている1996~1997年、つまりいまから16~17年前に書いた作品群です。10年以上朗読することのなかった詩もありますが、意外と普通に読めるものですね(笑)。

やはりソロライブというのは、ちょっとだけ気持ちが入るというか。今回選んだ作品のひとつひとつに、選んだ理由がいつもよりすこし濃いめにあり、MCでそれを言ったり言わなかったりするのも楽しいものです。岸田衿子さんの「音無姫」は聴きにきてくれた11歳の美少年のために朗読しました。これもまた予約制ならでは。新作の「水玉」「花柄」もお披露目することができました。

ノラさんのお料理もハイボールもしっかりとしていながらやさしい味で、ライブ後のおしゃべりが弾みます。

銀ノラ2回と今回のアサノラと。2013年は3度のソロライブがありました。その3回をほぼネタかぶりなしでやり遂げた自分に乾杯。いつも気にかけてくださるみなさんのおかげです。どうもありがとうございます!

 

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