2012年1月17日火曜日

ゆーきゃん at 下北沢lete

2012年最初のライブは、おそらく昨年一番多くライブを観た下北沢leteゆーきゃん を。

昨年12月2日にUPLINK FACTORYで開催された「3rd Album ”ロータリー・ソングズ”発売記念ライブ 東京編」以来、既発アルバム3枚を交互にかける日々。馴染みの街の大好きなハコでソロライブと聞き、日曜の夜に出かけて行きました。

ベースの田代貴之(ex.渚にて)とふたりでステージに登場したゆーきゃんは今夜も裸足。すこしかすれた小さな声のMCのあと、「空に沈む」からゆっくりと音楽が始まります。

フィンガーピッキングで、これ以上はないほど小さな音で鳴らされるギター。けっして張ることのない美しく小さな溜息のようなカウンターテナー。親指で弾かれる田代さんのベースもルート音と最小限の経過音のみ。さざなみのように、木造の会場を、弱く弱く震わせる。

あえてグルーヴを排したその演奏は、いつ止まるかわからないような緊張感と、包容力豊かなやさしい空気、相反するふたつを同時に醸し出す奇跡的な音楽。唯一フォルテで奏でられたのは「電波塔が貫いた空/丘を越えて行こう行こう/新しい世界を見渡せるそのくらい丘を越えて/昨日は夢/血を流し続けよう」と 唄 う「エンディングテーマ」のコーダ部分のみ。世界の終わりを唄った歌を、いまは「世界が終わってほしくない」と祈りながら唄っているという。

新曲2曲、アンコールを含め全16曲。訥々と脱力したMCを時折まじえて、2時間強のステージがあっという間に終りました。The Honeydrippers の"Sea Of Love"、Primal Scream の"Jesus Can't Save Me"、前野健太の「東京の空」という3曲のカバーも、ゆーきゃんの声で再生されるとエンジェリックな響きを帯びて、年末年始の喧騒に、すこし疲れた身体と気持ちにしんと沁み込みます。

会場で売られていたライブCD-R"To The Sea"の最後の一枚をゲットし、深夜の駅まですこし遠回りして歩きました。


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