夜に鳴く虫の声が聞こえてきます。まだ蒸し暑さが残る祝日の午後、海沿いの映画館で、呉美保監督の角川映画『オカンの嫁入り』を鑑賞。
映画全体としては少々残念な感じでした。京阪沿線の古い木造戸建賃貸に住む母娘の話で、宮崎あおいが大竹しのぶの娘を演じています。
映画の四分の三は(時間的にもスクリーンに占める面積的にも)不機嫌な宮崎あおいのアップで、美少女のふくれっ面が大好き、っていう人は必見です。またこの役の衣装のテーマカラーが鮮やかなブルーみたいで、パーカー、マフラー、ジャージ、ジーンズ、バッグと、どのアイテムもとても似合っていてかわいい。流行るんじゃないでしょうか。主人公の衣装提供はたぶんGlobal Workだと思います。
主人公の月子は、冷蔵庫の紙パック牛乳をそのまんま飲んじゃうようなざっくりした女子、怒りながら大家さん宅の炬燵で食事するシーンの筑前煮や國村隼と中華料理屋で食べる炒飯の豪快ながっつきぶりにはかなりぐっとくるものが。映画に登場する食べ物全般美味しそうでした。
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