2024年9月2日月曜日

aespa: MY First page

晴天。TOHOシネマズ日比谷キム・ジソンチョ・ヒョンジョン監督作品『aespa: MY First page』を観ました。

2023年と2024年に東京ドーム2DAYS4公演を完売させたK-POP発のグローバルガールズグループ aespaの2020年10月のデビューから12ヶ国21都市31公演を回る初のワールドツアー aespa LIVE TOUR 2023 'SYNK:HYPER LINE' の初日2023年2月26日までを追ったドキュメンタリーフィルムです。

「レンズを割るぐらいの気持ちでがんばらないとインパクトは残せない」。コロナ禍でデビューし、無観客配信ライブしかできず本当にファンがいるんだろうかと不安を募らせる日々。初めての有観客公演は2022年6月、LAのYouTube Theaterのショーケースライブ「aespa Showcase SYNK in LA」。6,000人の大歓声を浴び感極まるメンバーたち。

「私たちの最大値はまだ見せられていない」。ワールドツアーのコンセプト会議に参加し、自ら設定したクオリティに向けて連日の超ストイックなリハーサルにもカメラが入る。今年4月に公開された『aespa: WORLD TOUR in cinemas』はライブ映像中心、本作はインタビューと舞台裏にウエイトを置き、4人のパーソナリティを掘り下げています。

韓国生まれの2センター、アバター以上にアバターと言われビジュアルの強いKARINAさんと歌唱とダンスのパフォーマンス面をリードするWINTERさんに注目が集まりがちですが、NYの国連本部における持続可能な開発目標に関するハイレベル政治フォーラムで流暢な英語でスピーチする日韓ハーフのGIZELLEさんの知性と自己肯定感が高くいつも強気な中国ハルビン出身のNINGNINGさんの存在感、4人の役割と補完し支え合うシスターフッドを映像を通して理解することができました。

ツアー初日のライブパートは初期楽曲中心です。aespaといえばVRなのですが、生身の人間の振り付けをアバターに寄せているようなところがありました。2023年5月リリースの "MY WORLD" 以降はよりナチュラルな新機軸を打ち出しており、その成果が "next PAGE" として届けられるのが楽しみです。

4人のソロコーナーはいずれも見ごたえ聴きごたえがありますが、あえてダンスを封印し一歩も動かずにスローバラードを歌い上げたWINTERさんの "LIPS" にぐっときました。

同じ事務所の先輩、東方神起少女時代SUPER JUNIORRED VELVETSHINeeのメンバーが初日の楽屋見舞いに訪れるシーンは心温まります。私服がみなさん地味めなのもリアルでよかったです。

 

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