2016年9月24日土曜日

声とギター と 声とウクレレ

谷根千のランドマークであり、誠実で明快なテーマ性を持つ新しい個人経営店舗の先駆けとしてある意味シンボリックな存在だった谷中ボッサさんが、昨日9月23日をもって12年半の歴史に一旦幕を下ろしました。

その翌日の今日、ボーナストラック、あるいはカーテンコール的なライブ『声とギター と 声とウクレレ』が開催されました。出演者は石塚明由子さんノラオンナさん。いずれ劣らぬ実力とキャリアを持つシンガーソングライターで、僕も普段から愛聴しているふたりです。

意外にもふたりは今回が初共演。それがこの多くの人に愛された名店のクロージングというのも何かのご縁でしょうか。ボッサさんの白い塗り壁を意識してかふたりとも白のブラウスを着て。

明由子さんは10年前の初出演(当時は2人組ユニットvice versaとして)から現在に至る各回のエピソードと当時の代表的な楽曲をクロニクル構成で。ノラさんはさざなみのようにかすかな音色のウクレレといつも通り静かな、でも気持ちの入った生声の響きで。それぞれの仕方で感謝と惜別の想いを伝えるように。

明由子さんが今朝作ったという新曲「谷中ボッサ」とラストの「Ohシャンゼリゼ」のカバーの2曲をふたりで演奏し、満員の客席のコーラスも加わって、あたたかくなごやかに名店の最後を飾りました。

僕がはじめて谷中ボッサさんで朗読したのは2016年12月(そう、明由子さんの同期です)、藍かすみさん主催のsyfte.のイベントp-cafeでした。2008年2月には2度目のp-live。このときボッサさんではFIESTA ARGENTINA!の開催中で、サッカーアルゼンチン代表の水色のジャージを着てホルヘ・ルイス・ボルヘスの詩を朗読しました。帰り道、谷中墓地に雪が積もっていて、ブエノスアイレスは今頃は真夏だな、と思ったのをよく憶えています。

そして昨年、2015年2月22日にはmueさんとラブソング縛りのツーマン・カバーライブ"sugar, honey, peach +love"。とてもスイートな真冬の夜でした。どれも深く記憶に残るライブです。

谷中ボッサさんは長野県松本市に居を移して2016年11月から営業再開します。しえさん、ともみさん、いづみくん、大変お世話になりました。松本にも遊びに行きます。どうか変わらずお元気で!



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