ら・ら・ら。ギター/ピアノのmueさん、ジンベ(ジャンベ)/ガットギターの奈良大介さん、カリンバのコイケ龍一さんのトリオ、3人全員がリードボーカルをとり、それぞれテイストの異なる歌声と、そのハーモニーが特徴です。
昨年の夏に長野県の森の中でフィールドレコーディングされた1stアルバムの再現ということで、この日はステージを使わず、客席の真ん中に置かれた一本の灌木を囲んでメンバー3人が向き合って演奏するというスタイルでした。曲順は違いましたが、アルバム全曲に加え、カバー曲をいくつか、という構成です。
mueさんの音楽が持つシャープでエッジィな部分、複雑なテンションや転調の多用はあえて封印されていますが、ジンべの重低音やエフェクトされたカリンバの浮遊感を活かして、空間的な処理が施された繊細で実験性の高い音像です。にもかかわらず、全体的な印象としてはピースフルでレイドバック。奈良さんの息子さんで小学生のじゅうき君のミニジンベや小池アミイゴさんのピアニカも加わって、にぎやかに、なごやかに時が過ぎていきます。
キャンプファイア・ミュージック。客席を3分割して3声ポリリズムの合唱、会場のテンションが一気に上がったジンべソロなど見どころ聴きどころの多い、夏休みにぴったりな楽しいショーでした。
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