2018年2月9日金曜日

わたしの好きをおはなしします vol.2

高田馬場で西武新宿線に乗り換え西武柳沢へ。今年からノラバーで木曜夜に始まったトークショー『わたしの好きをおはなしします』、第2回目の今夜は池袋の古書往来座の店員さんで、フリーペーパー『名画座かんぺ』の発行人でもあるのむみちさん

彼女と初めて会ったのは2014年10月、白山のJAZZ喫茶映画館さんで。元ハンセン病患者の詩人塔和子さんのドキュメンタリー映画『風の舞』の上映&朗読会でした。

「私がなんでこうなってしまったか」。東京の名画座ファンなら知らない人のいない『名画座かんぺ』。都内の旧作邦画上映館の1ヶ月の上映スケジュールとコラムにミニコーナー。B4コピー用紙両面が手書きの文字でびっしり埋められています。

古書店のお客さんに勧められて旧作邦画のDVDを観始めた2008年当初は「テンポ悪いなって思ったり、寝ちゃったり」していたという。

勤務先から近い新文芸坐にためしに入ってみたあたりから、ずぶずぶとはまり込んでいき、年間300本以上観るほどに。自身の観賞予定をカレンダーに書き入れるのが至福の時だった。ある日ひらめいて2012年1月に『名画座かんぺ』を創刊。当初200部のコピーだったものが、徐々に話題を呼びメディアにも取り上げられて評判になりました。

というセルフヒストリーから始まり、話題は昭和の名老け役飯田蝶子に対する濃過ぎる愛へ。けっして流暢ではないが熱のある語り口、楽しい話になると大きく口を開けて笑う。好きなもの、好きなことについて話す人はそれだけでなんと魅力的なのでしょう。

カウンター席を埋めた同好の猛者たちも各々の贔屓筋のこととなると黙ってはおられず、あれこれ掛け合いが始まる。僕はどちらかというと洋画育ちなのでディテールに入ってしまうとわからないことも多いのですが、それでも大層面白い。度を越した愛情はシンプルに最高のエンターテインメントです。

そんなこんなで夜は更けて、初対面のお隣さんとも仲良しに。ノラバー開店から半年で念願のノラ婆カレー(フルサイズ)とハイボール、店主ノラオンナさん(画像左)お手製のアイスクリームを堪能し、幸せな気持ちでまた西武新宿線に乗りました。

 

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