2015年1月15日木曜日

Poemusica Vol.36

冷たい冬の雨。駅に着くまでにびっしょり濡れてしまった靴下を下北沢駅前のユニクロで買ってリハーサルへ。Workshop Lounge SEED SHIPでPoemusica Vol.36が開催されました。

オープニングアクト三木聖香さん。20世紀のモノクロ欧州映画をイメージさせるピアノと文学的な歌詞。無調性と調性の間をたゆたう澄んだメゾソプラノの旋律。水晶のように冷ややかで硬質な輝きを持つ音楽です。

RADIOHEAD "CREEP" 聖歌のような Scala & Kolacny Brothers カバーに導かれて登場した The Letter(画像)は、伊藤千恵さん (Vocal/Piano)と松谷美沙さん(Guitar/Chorus)、函館出身のデュオです。骨太なエイトビートと北の大地を想わせるスケール感のあるソングライティング。タイプの異なるふたりの声のハーモニーが魅力的です。

今夜も安定の雨男ぶりを発揮した(笑)アカリノートさん。昼間っから打ち合わせがてら呑んでいたというQooSue、アカリノートバンドのギタリスト那須寛史さんとふたり阿吽のコンビネーション。ミドル~ハイテンポナンバー中心の選曲は、彼なりのお祝いの気持ちだったのでしょう。最後はしっとりバラードで締めてくれました。ノラオンナさんと3人で演奏した「流れ星」も美しかったです。

ノラオンナさんのライブは幾度となく聴いてきましたが、いつも思うのは、静寂の人だな、と。ウクレレの音色がギターやピアノと比較して物理的に小さいからというだけではなく、ノラさんの声、たたずまい、音楽そのものにサイレンスが宿っています。アンコールの「少しおとなになりなさい」は最近あまり演奏しない名曲。めずらしいピアノ弾き語りも聴けてうれしかった。

僕も冬の雨の詩を2篇「クリスマス後の世界」、"Unversal Boardwalk"より「一月」。雪の詩を2篇「線描画のような街」、「コインランドリー」はブラームスのテープループに乗せて朗読しました。

今回でPoemusicaは3周年。特別なことは何もしませんでしたが、数を数えました! 3年間で共演したのは述べ130組、正味94組のミュージシャン、画家、映像作家、詩人たち。大人になってこんなに友だちができるとは思いませんでした(笑)。ご来場いただいたお客様、毎回あたたかくサポートしてくれるSEED SHIPのスタッフのみなさん、この惑星のどこかで気にかけてくださる方々、いつもありがとうございます!

次回2月のPoemusicaは昨年6月以来の女子会です。よそでは絶対に観られない魅惑のブッキング。是非!

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Poemusica Vol.37 ポエムジカ*詩と音楽の夜

日時:2015年2月19日(木) Open18:30 Start19:00
会場:Workshop Lounge SEED SHIP
    世田谷区代沢5-32-13 露崎商店ビル3F
    03-6805-2805 http://www.seed-ship.com/
    yoyaku@seed-ship.com
料金:予約2,300円・当日2,500円(ドリンク代別)
出演:mayuluca(Vocal/Guitar)
    moqmoq(Vocal/Ukulele)
    emi eleonola(Vocal/Piano)
    細貝夢(Opening Act)
    カワグチタケシ (PoetryReading)

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