2015年12月13日日曜日

THEシャンゴーズ at イェネガ

東京メトロ半蔵門線で渋谷まで。街はクリスマス一色です。アフリカンレストランイェネガTHE シャンゴーズのライブアルバム 「THE Xangos Live At Sad Cafe発売記念ライブに行きました。

ボーカルまえかわとも子さん(左利き)、ガットギター&テレキャスター中西文彦さん、7弦ギター/バンドリン尾花毅さんのオリジナルメンバーに、パーカッション福井豊さんが加わった4人編成が、以前にも増してグルーヴィでスリリングなインタープレイを繰り広げます。

有機的且つ挑発的な2本のギターにアーシーでシャーマニックなボーカルが絡む、ある意味予測不可能なパフォーマンスには定評がありましたが、骨太なリズムが一本通ったことでフロント3人の自由度が上がり、更に楽しい音楽が次々に紡ぎ出される。

数日前に中西さんが50歳の誕生日を迎えたということで、インターバル明けに尾花さんがロマンチックなギターソロをプレゼント。ケーキのキャンドルを吹き消すと、一気呵成にパーティモードへ。ブラジル音楽のサニーサイド、ラテングルーヴの本領を発揮します。

まえかわとも子さんの歌を聴いていていつも思うのですが、作詞作曲をするフロントパーソンで、あれだけの技術と表現力を持っているのに、アーティストエゴというものを感じることがほとんどありません。おそらく音楽を自己表現として捉えておらず、音楽そのものが彼女を動かし歌わせている。音楽に対する愛情と信頼を一番に表現したいのではないでしょうか。

THEシャンゴーズに限らず、まえかわさんが関わっているプロジェクトに共通しているオルタナティブな空気感とストイシズム、そして自由な風通しの良さは、このあたりに秘密があるのかもしれないなあ、なんてことを躍動感溢れるリズムに身を任せながら、頭の片隅で考えていました。


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