
小夜ちゃんが手を滑らせて、小さなガラスの食器を落しそうになり、「きゃあ!」と素に戻った瞬間、張り詰めた空気がほぐれて、そこからは柔かな時間が会場全体を覆っていきました。
松浦寿輝を朗読したとものさん、アフリカから帰国してから書いた小夜ちゃんの新作、それぞれ力演でしたが特に、キキさんの美しさが際立っていました。作品も声もその佇まいも。W.D.スノッドグラスの作品に出てくる「ペチュニア」や「ヘイディン・アディン・アディン」みたいな音がキキさんの声で再生される瞬間に立ち会うことができました。
自作詩は、深い青空をバックにしたキリンがプリントされたクリアファイルを持って朗読していて、客席からはキリンが横になって見えたのですが、キキさんの美しさはキリンの美しさだなあ、と思いました。以前Poetry Japanさんで紹介させてもらった大好きな無題の詩が聴けたのもうれしかったです。
会場になったJAZZ喫茶映画館さんは、6月7日(月)にNHK教育テレビの「極める!」で紹介されるそうです。忘れないようにメモ。