
山田洋次監督作品をいつもテレビで観ていて、くぐもった色調の画面に古臭さを感じていたのですが、劇場で観ると実にしっくり来るものなんですね。
映画自体はヨウジ的というよりも、台詞やフレームワークは小津映画のようでした。松竹の伝統芸なのかな。キムラ緑子のストッキングのかかとがほつれているところ、吉永小百合が大阪に向かうとき新幹線の通路側の席に座っているところ、などなどたくさん細かい演出があって、丁寧に作られています。
脇役だと、ホスピスのスタッフを演じた石田ゆり子がよかったです。年を重ねるごとにいい役者さんになっていくと思います。
テレビドラマの『ありふれた奇蹟』でも思いましたが、加瀬亮は作業着が似合います。あと、アイリッシュトラッドとの親和性が高いみたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿