冬晴れ。クリスマスイブの前の日に下高井戸のぎゃるりでんぐりにて開催されたPoetry Reading Live "On The Day Before Christmas Eve"『クリスマスイブの前の日に』に出演しました。
1. 無題(静かな夜~)
4. 春 ~Judy Garlandに
5. Life On Mars? (David Bowie) カワグチタケシ訳
僕のセットリストは以上です。田村隆一生誕百年のしめくくりは、北軽井沢の冬を描いた作品を選びました。2023年は5回ライブ出演をさせていただき「新年の手紙」「帰途」「四千の日と夜」「三つの声」「見えない木」を朗読しました。「雪の上の足跡」は、当時北軽井沢の別荘で田村隆一と同居していた岸田衿子が書いたエッセイです。
さいとういんこさんは「アンハッピーセット」「終のマクドナルド」「永遠すぎて、ねむい」の3篇を朗読しました。いんこさんのマクドナルド詩篇はいくつも聴いてきましたが「終のマクドナルド」は終の棲家でこの先訪れる老境を軽妙に描いて、同世代として染み入るものがありました。「永遠すぎて、ねむい」はいんこさん史上最長編詩ということで、2000年代の「希望について」や「trap」と並び、あるいはT.S.エリオットの「荒地」やアレン・ギンズバーグの「吠える」のように、回を重ねるごとに時代のアンセムに育っていくのではないでしょうか。
一昨年から始めた参加者の持ち寄り朗読のコーナーは、10代から70代まで4名の方の声に耳を傾けました。みなさん素敵でしたが、13歳のわかなうさんの初々しく澄んだ声の朗読にこちらまで初心に返りました。
最後はいんこさんとふたりで書いた連詩、2021年の「クリスマスの翌日に」と今年の「クリスマスイブの前の日に」を聴いてもらいました。アンケートでも連詩に触れていただく方が多く、今回で4篇になりましたので、あとひとつできたら冊子にまとめたいと考えています。
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