2011年10月23日日曜日

御来場御礼

DOUBLE TAKESHI PRODUCTION PRESENTS T.K.REVUE05 TACHYONIC KNUCKLEBALL REVUE タキオニック・ナックルボール・レビュー
~詩の朗読とうた~ 終了しました。

御来場いただいた皆様、遠くで気にかけてくださった皆様、会場の古書信天翁のおふたり、ありがとうございました!

明け方激しく降った雨も午後には上がり、曇っていて残念ながら夕陽は見えませんでしたが、楽しい晩になりました。

今回はゲストの梨田真知子さんのパフォーマンスが素晴らしかった。僕はステージに近い場所で、時々客席を眺めていたのですが、みんないい表情で梨田さんの歌を聴いていました。

彼女にとって人生初だというアンコールも含めて6曲。その魅力を存分にお伝えすることができたのではないでしょうか。信天翁さんで単独ライブも決まり、近々詳細発表があるはずです。

小森さん、僕たちもがんばらないとね。

僕の今日のセットリストは以下の通りです。まだ詩集に載せていない作品が増えてきました。

1. クロース・トゥ・ユー(Hal Davidの歌詞のカワグチタケシ訳)
2. 星月夜
3. バースデー・ソング
4. チョコレートにとって基本的なこと
5. 虹のプラットフォーム(新作)
6. 声(新作)

 
 

2011年10月10日月曜日

Dear John

三連休の最終日は早起きしてユナイテッドシネマ豊洲へ。ラッセ・ハルストレム監督の新作『親愛なるきみへ』(原題"Dear John")の初回上映を鑑賞しました。

春休みに実家に帰省した米陸軍特殊部隊員ジョン(チャニング・テイタム) は、両親の別荘に友達と遊びに来ていたサヴァナ(アマンダ・サイフリッド)がボードウォークから落としたバッグを、素潜りで海底から拾い上げたのがきっかけで、恋に落ちる。

2週間の休暇が終わり、ジョンは任地へ、サヴァナは大学へ戻る。1年後に除隊して再会することを約束して。ジョンの任地は、アフリカ、中央アジアなど、ネットワーク環境のないところ。ふたりは毎日手紙を書き送る。そして9.11。

やや影のあるイケメンマッチョと天真爛漫なブロンド美女が、想い合い、すれ違うフツーの恋愛映画です。が、映像は終始うっとりする美しさ。浜辺を吹く風。一度だけあるセックスシーンでヒロインの金髪の一本一本を輝かせる照明。中東米軍キャンプの乾いた風景。再会シーンで農場の逆光にシルエットだけうかびあがるヒロイン。

主人公ふたりの衣装も素敵。タッタソールチェックのシャツにネイビーのクルーネックセーターのジョン、一夜明けるとそのセーターをサヴァナが着ている。ヘンリーネックの白ロンTにカーキショーツのジョンと生成りのルーズなケーブルニットのサヴァナがビーチを並んで歩くシーンなんかは、L.L.ビーンの通販カタログを眺めているようでした(笑)。

脇役ですが、ティムを演じたヘンリー・トーマス(E.T.のエリオット少年の30年後)と、自閉症の息子アラン役のブレーデン・リード(左利き)の芝居はお見事です。

マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ』(1985)の印象があまりにも鮮烈過ぎて、ハリウッドに渡ってからのハルストレム監督の評価はもうひとつですが、『ギルバート・グレイプ』(1993)、『サイダーハウス・ルール』(1999)、『ショコラ』(2000)と、少なくとも3本の傑作を撮っていると思います。がんばれ、ハルストレム監督!