僕にとっては、2021年唯一の有観客ライブになりました。ご来場のお客様、ぎゃるりでんぐりのオーナー詩子さん、2020年末の『クリスマスの翌々日に』につづき誘ってくださったいんこさん、あらためましてありがとうございます。
1. 声
2. (タイトル)
3. クリスマス後の世界
5. アテネの学堂 ~Whitney Houstonに(新作)
6. 警鐘 ~Billie Eilishに(新作)
7. コインランドリー
定番のウィンターソングに加え、現在制作中の連作詩「過去の歌姫の亡霊」から2篇とカバーをひとつ朗読しました。「過去の歌姫の亡霊」は、近年劇場で鑑賞したドキュメンタリー/伝記映画に基づいており、このあとAretha Franklin、Janis Joplin、Judy Garland、Billie Holidayが控えています。どうぞお楽しみに。『カレンの台所』はレシピ本ですが、文体が詩的でフレッシュで躍動感溢れ楽しいので、是非みなさん書店や電子書籍で読んでみてください。
さいとういんこさんは今年たくさん書いたという短編小説からの一作「一緒に暮らそう」を中心に、主宰するアートエデュケーションスクエアのワークショップから生まれた詩作品、最近blogで発表している一行詩のRemixと、2021年末らしいセットリストでした。
去年いんこさんと作った連詩「クリスマスの翌々日に」と、今年作った連詩「クリスマスの翌日に」をふたりで朗読したほか、我々の共通の友人で先月入籍したカップルにご来場いただいたので吉野弘の「祝婚歌」を贈りました。
今年設けた希望者が持参した詩を朗読するコーナーは、限定10名様のうち5人が参加してくださいました。人前で初めて自作を読むという方がふたりいて、この日この場をデビュタントに選んでもらえたことがうれしかったです。オープンマイクからは数年遠ざかってしまっていましたが、それぞれの声、それぞれの語り口で発せられる言葉を聴くことの幸福感が蘇りました。
2021年の詩の仕事はこれにて終了。既に来年決まっているライブもあり、現状の環境を踏まえよりよい接点を考えていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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