2026年6月13日土曜日

KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ

真夏日。ユナイテッドシネマアクアシティお台場マギー・カンクリス・アペルハンス共同監督作品『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』を観ました。

「あなたたちはポップスターであると同時にハンターなのよ」。舞台は現代の韓国ソウル。人々の魂を奪うデーモンから街を守るために、歴代の3人組ガールグループが、ホンムーンと呼ばれる結界を音楽の力で維持してきた。現在はソングライターのルミ(アーデン・チョー)、コレオグラファーのミラ(メイ・ホン)、作詞担当でラッパーのゾーイ(ユ・ジヨン)の3人で構成されるHUNTR/Xがアリーナツアーをしながら任務に当たっている。

昨年6月にNetflixで公開後3カ月間の視聴数が歴代1位の3億回超となり、アカデミー賞長編アニメーション賞受賞、劇中歌 "GOLDEN" がアカデミー賞とグラミー賞をW受賞した世界的ヒット作の期間限定劇場公開です。

このミュージカル3DCGアニメの歌唱パートは台詞の声優とは異なり、ルミをEJAE、ミラをオードリー・ヌナ、ゾーイをレイ・アミが演じており、これが感動的に素晴らしい。まず冒頭のチャーター機内で客室乗務員に化けたデーモンと闘うシーンで3人が歌うDOPEなHIPHOPチューン "How It's Done" のフローに撃ち抜かれました。

ガールエンパワーメントやシスターフッドというキーワードは現在のK-POPカルチャーと親和性が高く、夭折したアイドルを母に持つが実はデーモンとハーフのルミ、デーモン側のメンズアイドルサジャ・ボーイズのセンターでありながら母と妹を見捨てた過去を後悔し記憶を消したいジヌ(アン・ヒョソプ)という設定が、ストレートな勧善懲悪ストーリーに影を落とす匙加減が絶妙。

"GOLDEN" は構成に残る名曲。アニメ本編MVも素晴らしいのですが、中の3人がステージで歌う実写版HUNTR/Xも圧倒的。いくつか視聴した動画のなかではアカデミー賞授賞式The BRIT Awards 2026がよかったです。アメリカ製作のため、科白は全て英語、歌詞は全曲英語(一部ハングル)のテロップが付きます。

エンドロールの後半TWICEジヒョさんジョンヨンさんチェヨンさんの3人が普段着でレコーディングする姿が映るので、ONCEのみなさんは映画館の照明が点くまで席を立たないのが吉です。

 

2026年6月12日金曜日

Michael マイケル

夏日。ユナイテッドシネマアクアシティお台場アントワン・フークア監督作品『Michael マイケル』を観ました。

1966年、米国インディアナ州ゲイリー。黒人低所得者向け住宅のリビングルームでジャクソン家の5人兄弟、ジャッキー(Cho)、ティト(G)、ジャーメイン(b)、マーロン(Cho)、マイケル(Vo)は "Big Boy" を練習させられている。指導しているのは父親のジョセフ・ジャクソンコールマン・ドミンゴ)。7歳のマイケル(ジュリアーノ・ヴァルディ)は歌うのに飽きて窓に顔をつけて通りを眺めるが、父ジョセフに厳しく咎められる。母ケイト(ニア・ロング)が柱の陰から心配そうに見守っている。

初ステージを成功させて帰宅した兄弟をリビングに集め、細かいミスを指摘し練習させようとするのに反論したマイケルの尻をベルトで執拗に鞭打つジョセフ。

マイケルといえばジャクソン。ジョンやポール、ミックとキースのようにアイコン化したスーパースターのデビューから1988年の "BAD World Tour" におけるロンドンウェンブリースタジアム公演までの22年間(7~29歳)を描いた伝記映画は、主役をマイケルの甥(ジャーメインの息子)ジャファー・ジャクソンが演じています。

幼少期からショービズ界に浸かり同年代の友だちがいないマイケルは父親の暴力という現実から逃避するために「ピーター・パン」や「オズの魔法使い」などの児童書にのめり込み、心を開ける相手は動物たちと母ケイトだけ。その環境が育んだ感性は作品づくりにおいて独特の世界観を築いたが、人格形成面ではマイナス面が大きかったはず。駄菓子屋であんずボーをちゅーちゅー吸ったり、放課後マックで宿題をしたり、友だちと過ごした時間は無駄じゃなかったんだな、と思いました。

はじめての整形手術は『オフ・ザ・ウォール』と『スリラー』のあいだ。バブルス君は意外と早い時期に同居を始め、自宅の庭にキリンがいますが、あまり深く掘り下げられません。我々世代は1980年代に『スリラー』『BAD』からヒットを連発するマイケルをリアルタイムで見ていましたが、本作以後の世界を生きてきたより若い方たちは、スポーツ紙の一面に「顔面崩壊」と書かれたり、自宅をネバーランドと称して大勢の子どもたちを住まわせたり、奇行ばかりが取りざたされる変人という認識なのかもしれません。

悪役を父ジョセフに絞ったことが物語を非常に分かりやすくしている反面、「次は目を見て話す」と言いながら、レコード会社の重役や弁護士に頼って、父親と対峙しようとしないマイケルの弱さをきちんと描いているところは好感が持てる一方、顧問弁護士ジョン・ブランカマイルズ・テラー)とジョセフが雇った運転手兼ボディガードのビル・ブレイキーリン・ダレル・ジョーンズ)は少々美化されているのではないかと思います。

歌唱シーンの歌声は、マイケルとジャファーのミックスとのこと。ジャクソン5のドサ回り先のペニーアーケードで「アイル・ビー・ゼア」を歌い白人女子たちをも虜にするマイケル、モータウンレコードベリー・ゴーディラレンズ・テイト)が父ジョセフに「あんたはスケジュール調整だけしてくれ」と言うところ、クインシー・ジョーンズとの初レコーディングセッションの「今夜はドント・ストップ」、「今夜はビート・イット」のMVの撮影のためギャングスタにコネのあるビルの手引きでアンダーグラウンドのストリートダンサーたちをスカウトする場面など、心躍るシーンが多々あります。

ラトーヤジェシカ・スーラ)はたびたび登場しますが、兄弟姉妹でマイケルの次に売れ今もなお現役の妹ジャネットは名前すら出ないのは大人の事情でしょうか。モータウンのA&R担当スザンヌ・ド・パッセを演じたローラ・ハリアーの美しさには息を呑みました。

 

2026年6月11日木曜日

Chimin TRIO

梅雨の晴れ間。吉祥寺Stringsで開催されたChiminさんのライブに行きました。

まずはひとり弾き語りで「蛇口」を歌う。Chiminさんがガットギターで歌うのをはじめて聴きました。柔らかい弦の響きが「湿った6時前」という歌詞にぴったりです。

2曲目の「世界」から加藤エレナさん(Pf)と井上"JUJU"ヒロシさん(Fl、Pic)が加わる。JUJUさんはこのセットでは、ソプラノサックス、アルトサックス、バリトンサックスを吹くことが多いのですが、この日は全編フルートを演奏。3曲目「言葉ひとつ」の前半だけエレナさんのクラシカルな響きのピアノにピッコロを合わせていました。

ひさしぶりに間近で聴くエレナさんのピアノは「シンキロウ」のアウトロのフォーバースではJUJUさんのフルートとスタッカートの掛け合いが小気味よく、「チョコレート」「」はいつもよりテンポを若干落としてレガートでゆったりと聴かせます。

「この曲(「シンキロウ」)を書いたときは、花の名前とか人間関係とか(若くて)何も知らなかった」と言い、花の名前と人間関係が並列なところが実にChiminさんらしいな、と思う。

ジムノペディの響きのあるピアノから「ぽつりぽつりと雨が降る夜に/古い詩集を探している/小さな文字で私の身体は/ひとつの島だと書かれている」と石垣りんを引用して歌い出す新曲「ひとつだけ」は典雅で可憐なワルツ。長いスランプを抜ける光が見えたとご自身が語る通り、広がりを感じる作品です。そして同じく三拍子の佳曲「住処」でライブは終わり、アンコールはレゲエ・アレンジの「たどりつこう」。梅雨時の湿った夜にChiminさんの美声が溶け出すようでした。

僕はChiminさんの弾くギターが好きです。技巧を前面に出すことはなく、最小限の音数で何かを確かめるように控えめに音楽を進める、ピッキングが丁寧で出音が綺麗。今回は1曲だけでしたが、次回6月28日(日)のノラバー公演は全編弾き語りということなので、とても楽しみです。

 

2026年6月7日日曜日

箱の中の羊

入梅。ユナイテッド・シネマ豊洲是枝裕和監督作品『箱の中の羊』を観ました。

波の音。港の風景に「遠くない未来」のテロップが重なる。主人公の音々(綾瀬はるか)は建築士。自宅の中庭のレモンの樹にホースで潅水していると日用品がドローンで届く。夫の健介(大悟)は工務店の社長。飼い猫のオセロはもう1週間帰ってこない。「恋人でもできたんちゃう?」と健介。

息子の翔を7歳で亡くして2年。RE birth Ltd.から届いたDMを開くとオオミズアオのホログラムが飛び立ち、亡くなった家族の動画や画像からヒューマノイドを制作するサービスのモニターを募集しているという。「ハイエナやな」と健介は言うが、ショールームで観たPR動画に音々は涙する。後日、配送車の助手席からヒューマノイドの翔(桒木里夢)が降りてくる。

はじめ音々は翔を我が子同様に溺愛するが、健介は距離を置く。時が経つにつれ、音々は自身の執着ゆえに恐れを感じ、逆に健介はすこしずつ息子を受け入れはじめる。

箱の中の羊」はサン=テグジュペリの『星の王子さま』からの引用ですが、僕にはその隠喩が理解できませんでした。不時着した操縦士が砂漠で出会った王子に羊の絵をせがまれて描くが、王子に何度もダメ出しされてげんなりした操縦士は箱の絵を描き、中に羊が入っている、と言うと王子は納得する、という挿話です(この場面を朗読する綾瀬はるかは素晴らしい。ちなみに内藤濯訳ではなく池澤夏樹訳です)。

音々は言う「箱の中の羊は翔じゃなくて私だったのかもしれない」。ヒューマノイドとなった我が子に再会して揺れる心情に、自分自身の罪悪感を再認識させられたということでしょうか。

家族を描いていても家族讃歌にならないのが是枝作品です。余貴美子演じる音々の母親の嫌な感じは『海街diary』の大竹しのぶに通じ、『真実』のカトリーヌ・ドヌーヴジュリエット・ビノシュ母娘のままらない関係性の変奏のよう。異母妹すず広瀬すず)を受け入れた『海街diary』三姉妹の長女綾瀬はるか)は、ホスピス勤務の看護師で人の死を常に見つめている。

精巧なヒューマノイドは『空気人形』でペ・ドゥナが演じたラブドールの進化形とも考えられますが、空気人形の内面が所有者である主人公の妄想なのに対して、17年後の本作では感情表現(らしきもの)をするAIがフィジカルを持つことで影響力が格段に増したように感じました。

大悟さんが演技がとても自然で予想外にはまり役なのと、星野真里清野菜名田中泯中島歩ら脇役陣も光る。音々に新居の設計を発注する野呂佳代さんは現在最も輝いている俳優といっていいと思います。

 

2026年5月24日日曜日

ヴィヴァルディと私

曇天。シネスイッチ銀座ダミアーノ・ミキエレット監督作品『ヴィヴァルディと私』を鑑賞しました。

漆黒の画面に小鳥のさえずり。石造りの明るい中庭で制服の少女たちが生まれたばかりで母猫の乳を飲む子猫たちを見つける。嬌声を聞きつけた院長(ファブリツィア・サッキ)は子猫を麻袋に詰め込み、少女たちが懇願するのを一顧だにせず、運河に投げ捨てる。

1716年のヴェネツィア共和国。ピエタ養育院は、孤児に専門教育を施した楽団の演奏で収入を得ていた。ライバルのデレリッティ慈善院の楽団の評価が高まり、貴族や豪商の寄付が流れていることに危機感を持った院長は、ピエタ院から独立したものの有力なパトロンを得られず食い詰めていたアントニオ・ヴィヴァルディミケーレ・リオンディーノ)を楽長として呼び戻す。出生直後に捨てられピエタ養育院で育ったチェリチア(テクラ・インソリア)にヴァイオリンの才能を見出し、首席奏者に抜擢する。

中世の暗黒期は脱していたとはいえ、バロック時代の欧州における女性の不自由さをあらためて痛感させられます。孤児たちが教会で演奏する際は祭壇の裏の格子の奥、演奏会で人前に出るときは仮面を着けなくてはならない。職業選択の自由はなく、海を埋め立てた都市国家ヴェネツィアにおいて更に閉鎖的な養育院は、貴族や上級軍人に嫁ぐ(実質的には女性側に選択権のない人身売買)か、自分を捨てた母親が迎えに来なければ出ることができない。

母親は一縷の望みを賭けて、捨てる赤子に細密画のカードの半分を握らせ、そのカードは院の書庫に丁重に保管されるが、残り半分を持って引き取りに来られることは稀だ。喘息持ちで病弱なヴィヴァルディの指導の下、婚儀を忌避してピエタ院に残りたいがためにチェチリアがとった行動が悲劇を生む。自由が困窮と一体なのが切ない。

薄暗い養育院、大聖堂のステンドグラス、濡れた石畳と運河の淀んだ水面。貴婦人の絢爛豪華な衣装、男たちのウィッグは地位の象徴。少女たちの舞台衣装と普段着のお仕着せ。美術が素晴らしく、ヴェネツィア出身のオペラ演出家が撮った映像に更なる厚みを与えています。もちろん音楽も。現代のプロ演奏家に慣れた耳には少々粗があるアンサンブルがリアルです。

ヴィヴァルディといえば『四季』とりわけ『春(RV.269)』ですが、作曲されたのは本作の約10年後のこと。劇中で演奏されるのは『ラ・フォリア(トリオ・ソナタ集 作品1 第12番 ニ短調 RV.63)』、『戦勝カンタータ(蛮族の王ホロフェルネスを討伐した勝利のユディータ RV.644)』、デンマーク王に献呈した 『12のヴァイオリン・ソナタ op.2』の3曲です(死の床にある貴族の私室で仮面の少女たちが演奏する鎮魂歌の曲名はわかりませんでした)。

村上春樹の『1973年のピンボール』の中で、ヴィヴァルディの『調和の幻想』のエピソードは最も印象に残る場面ですが、ちょうど映画の時期に作曲されています。

 

2026年5月20日水曜日

mue ワンマン

夏日。吉祥寺MANDA-LA2で開催されたmueさんワンマンライブに行きました。

先月11日の25周年ワンマンライブ『Story of the 411 Road』から1ヶ月という近年のmueさんにしては異例のハイペース。「今日はタイトルのない気楽なワンマンなので、ゆっくり過ごしてください」というMCで幕を開けました。1曲目の「朝もやのHigh」、続く「共有の時」、チャーリー高橋さんのカバー「田の神さま」と、ライブでは初めて聴く楽曲が続く。いずれも佳曲。

毎年4月11日アニバーサリーライブはリズムセクションと共に可憐且つ大きなグルーヴを届けてくれますが、今日のステージにはmueさんひとりだけ。ガットギターとピアノの弾き語りで、客席と対話しながら、親密で穏やかな空気を作ります。夏にKALDIで買った夏季限定のエスニック袋麵を食べるタイミングを逸して、晩秋を迎えた食卓の悲哀をコミカルに綴った「パクチーで食べた」は客席のクラップに乗せてアカペラで。

「あなたに会えない今日の私は/どう過ごしたらいいのかな」と歌う25年前に書いてライブでは一度、もしくは一回も歌っていない無題の曲。現在は二人称に「君」を使うことが多いが「あなた」と歌うとラブソング味が一気に増す。初共演した2012年以来、mueさんのライブには結構通っているほうだと思いますが、聴いたことのない作品がまだまだあって、引き出しの多さが伺えます。

また、思い出深い2015年のカバーライブ sugar, honey, peach +love でも歌ってもらった "(They Long To Be) Close To You"、"Smile" の2曲は染み入るものがありました。

「アウトプットが圧倒的に足りないので、25周年イヤーの今年はライブをたくさんしたい」と言うが、2023年は固定メンバーで四半期毎バンドセットワンマン、2025年前半はYouTubeを(ほぼ)毎日更新していました。ミュージシャンのアウトプットはオーディエンスにとってのインプット。好きな音楽がいろいろな形態で聴けるのは喜ばしいことです。

次回は6月29日(月)に同じくMANDA-LA2にて。2015~2016年に新高円寺STAX FREDで聴いたレア曲満載ライブガラクタの城』の続編ということで、期待が高まります。

 

2026年5月16日土曜日

霧のごとく

夏日。ヒューマントラストシネマ有楽町チェン・ユーシュン(陳玉順)監督作品『霧のごとく』を鑑賞しました。

1953年(民国42年)戒厳令下の台湾中部嘉義近郊の農村。14歳の阿月(ケイトリン・ファン)は、反体制運動に加担して追われサトウキビ畑に隠れている兄育雲(ツェン・ジンホア)に食事を届けに来た。潜伏して3カ月。育雲は、阿迷と阿水、2つの水滴が蒸発し、雲になって砂漠に雨を降らせる物語を聞かせ、腕時計を阿月に残し逃げるが、秘密警察に捕えらえられる。

1年後、両親の墓参から帰宅した阿月に兄の訃報が届く。銃殺刑で遺体は台北の極楽斎場にあるが、引き取りには銃弾料、保管料、埋葬料、運搬料などで一家の数ヶ月分の生活費にあたる大金が必要と言われる。僅かな貯金と兄の形見の腕時計を持ち、汽車を乗り継いで到着した台北で、女衒に騙され遊郭に売られそうになった阿月は、輪タクの車夫の趙公道(ウィル・オー)に助けられる。

人間は異なる思想の人間を恐れ、排斥しようとする。現在も世界中で起こる軍事独裁による粛清が、悪意のない市民を巻き込む。公道は退役軍人であるが、広東省出身の外省人。上官が反体制分子だったこともあり、台北ネイティブからも軍部からも疎まれ社会の底辺に追いやられている。

100%の善人も100%の悪人もいない本作の空気感は、どこか滑稽味があります。阿月と公道が共に過ごしたのはわずか3日間。その数日間が永遠の礎となる。華やかな観光要素こそなく、むしろ重苦しい題材ではあるが、これは『ローマの休日』の翻案なのではないでしょうか。自転車二人乗りで貧しい裏通りを疾走し、間抜けな悪党たちやお人好しの巡査と大捕り物を演じる。

阿月の長姉で台北に養子に行きナイトクラブ蝶彩のショーガールになった秀霞を演じる9m88R&Bミュージシャン。同時代の日本に置き換えたら吉永小百合がやりそうな役です。阿月たちを2度助ける高金鐘(リウ・グァンティン)は実在の義賊をモデルにしており、彼が登場するコメディパートもローマの休日感を補強しているように感じました。2026年の私的ベストムービー候補に挙げたい傑作です。