先月11日の25周年ワンマンライブ『Story of the 411 Road』から1ヶ月という近年のmueさんにしては異例のハイペース。「今日はタイトルのない気楽なワンマンなので、ゆっくり過ごしてください」というMCで幕を開けました。1曲目の「朝もやのHigh」、続く「共有の時」、チャーリー高橋さんのカバー「田の神さま」と、ライブでは初めて聴く楽曲が続く。いずれも佳曲。
毎年4月11日のアニバーサリーライブはリズムセクションと共に可憐且つ大きなグルーヴを届けてくれますが、今日のステージにはmueさんひとりだけ。ガットギターとピアノの弾き語りで、客席と対話しながら、親密で穏やかな空気を作ります。夏にKALDIで買った夏季限定のエスニック袋麵を食べるタイミングを逸して、晩秋を迎えた食卓の悲哀をコミカルに綴った「パクチーで食べた」は客席のクラップに乗せてアカペラで。
「あなたに会えない今日の私は/どう過ごしたらいいのかな」と歌う25年前に書いてライブでは一度、もしくは一回も歌っていない無題の曲。現在は二人称に「君」を使うことが多いが「あなた」と歌うとラブソング味が一気に増す。初共演した2012年以来、mueさんのライブには結構通っているほうだと思いますが、聴いたことのない作品がまだまだあって、引き出しの多さが伺えます。
また、思い出深い2015年のカバーライブ sugar, honey, peach +love でも歌ってもらった "(They Long To Be) Close To You"、"Smile" の2曲は染み入るものがありました。
「アウトプットが圧倒的に足りないので、25周年イヤーの今年はライブをたくさんしたい」と言うが、2023年は固定メンバーで四半期毎のバンドセットワンマン、2025年前半はYouTubeを(ほぼ)毎日更新していました。ミュージシャンのアウトプットはオーディエンスにとってのインプット。好きな音楽がいろいろな形態で聴けるのは喜ばしいことです。


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