
子供の日。すっきり晴れて東京国際フォーラムは大賑わい。クラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2026 LES FLEUVES(大河)」最終日3日目は有料公演を3本鑑賞しました。
■公演番号:322〈川辺での沈思〉
ホールC(ヴルタヴァ)12:00~13:00
アンヌ・ケフェレック(Pf)
J.S.バッハ(マルチェッロ原曲):協奏曲 BWV974からアダージョ
J.S.バッハ(ヴィヴァルディ原曲):オルガン協奏曲 BWV596からラルゴ
ショパン:夜想曲op.37-1
J.S.バッハ(ヘス編):コラール「主よ、人の望みの喜びよ」BWV147
ドビュッシー:前奏曲集 第1巻から雪の上の足跡
ドビュッシー:「ベルガマスク組曲」から月の光
ショパン:子守歌 op.57
ドビュッシー:「映像」第1集から水の反映
2023年、2024年と同様に、まず演奏者本人によるプログラムの意図の解説あり。全14曲60分構成は、ショパンの3曲を中心に、前半はショパンが愛した1685年生まれのバロックの3巨匠、「主よ、人の望みの喜びよ」で短調から長調に眩しく転換して、ショパンに影響を受けた印象派の作品を並べています。それは小品集というよりひと続きの組曲。1500人の観衆が水を打ったように聞き耳を立てていました。
■公演番号:344〈セーヌ川〉
ホールG409(ガンジス)15:15~16:05
ガスパール・ドゥエンヌ(p)
ショパン:舟歌 嬰へ長調 op.60
図らずもピアニスト母子を続けて聴くことに。こちらはフォーレとその弟子筋を中心としたアンソロジープログラムです。たまたま最前列センターやや下手のピアニストの両手がよく見える良席でした。近距離とドライな音場が相俟ってクリアに響きます。演奏技巧は確かなのですが、ピアノがめちゃ上手い同級生が放課後に音楽室でリクエストに応えて弾いてくれているような親しみやすさがあります。
■公演番号:314〈大洋の交響詩と、名ピアニストが奏でる大河のごときコンチェルト〉
ホールA(ロワール)18:30~19:15
小林愛実(Pf)
リオ・クオクマン(指揮)
LFJ2026の仕上げは再びホールAでオーケストラを。この冬ピアノ小品をずっと聴いていたシベリウス(フィンランド)とイントロは誰でも知っているグリーグ(ノルウェイ)の北欧詰め合わせです。これもたまたま最前列で、ペダルを踏む音まで聞こえる。小林愛実さんのピアノがパワフルなこと。そして弱音が可憐。20年近く前に同じホールで確かチャイコフスキーを聴いた故ブリジット・エンゲラーの記憶が重なります。
今年も充実した3日間になりました。出演者、スタッフならびに会場ボランティアのみなさん、どうもありがとうございます。来年また会えますように。

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