2026年5月4日月曜日

ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2026 LES FLEUVES ②

みどりの日。新緑の東京国際フォーラムへ。クラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2026 LES FLEUVES(大河)」2日目は有料公演2本を聴きました。

■公演番号:233
ホールD7(ポー)13:30~14:20

2009年パリ生まれのアリエル・ベックは17歳。技術に裏打ちされた理知的なアプローチと正確無比なタッチはシフの若い頃を思わせ、ロマン派よりバッハが似合う感じがします。フレッシュで明晰なイギリス組曲でした。ミックスルーツなのかな、きれいにカールした長い黒髪にラメの入ったダークグレーのタイトなワンピースは実写版リトル・マーメイドのリアル版(実写版のリアル版って…)。お父上は詩人フィリップ・ベック氏だそうです。

■公演番号:247
ホールG409(ガンジス)21:45~22:30

G409はホールというよりも会議室。演奏の始まりは音響が超ドライだったのに、徐々に残響を増したのはベテランカルテットの技術。アンコールで再度演奏されたヴァルタヴァは、チェロのピチカートで表現される水源の一滴から並々と流れる悠久の大河を眼前にするようでした。神経質な天才肌、お母さん、パーティガールの女子3人、チェロのギョームはポニーテール、髭、眼鏡、Uネックシャツ、素足にローファー、というフランス人イケオジ要素全部盛りです。

桐朋学園大学で20~21世紀音楽を研究している沼野雄司教授講演会『〈流れ〉から読む現代音楽の世界』を11:00~12:00にホールB5(黄河)で聴講しました。ジョン・ルーサー・アダムススティーヴ・ライヒジェルジ・リゲティなど。日中戦争時に抗日カンタータがさかんに作られたとか。沼野先生のユーモラスな語り口は学生さんたちにもきっと人気だと思います。

 

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