2026年5月3日日曜日

ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2026 LES FLEUVES ①

憲法記念の日。毎年ゴールデンウィークに東京国際フォーラムで開催されているクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO」。今年のテーマは「LES FLEUVES(大河)」、河川をモチーフにしたプログラムが組まれています。

3日間のフェスの初日は有料公演3本を鑑賞しました。

ホールA(ロワール)12:45~13:30
山下一史(指揮)

わが郷里千葉県で唯一のプロオケは1985年創立、僕は1986年に東京に転居したので1年しか重複しておらず、今回はじめて演奏を聴きました。ゆったりとしたテンポで始まった田園交響楽は、甘く優しく優雅な音色ですが、第四楽章の雷雨の場面はちゃんとどかどかしています。ソリストとしても活躍しているコンサートマスター神谷未穂さん、上品な響きのファゴット奏者柿沼麻美さんほか女性の活躍が目立つオケです。

■公演番号:144〈ステュクス~三途の川
ホールG409(ガンジス)15:30~16:15

展覧会の絵に川のイメージはなかったのですが、生死を分ける川ですね。ムソルグスキーが親友の鎮魂のために書いた曲です。1960年代生まれの僕たちにとって、EL&P冨田勲がこの曲のベンチマーク。生きているうちに原曲を生演奏で聴けてよかったです。五十嵐薫子さんのキレのある演奏。テュイルリーの庭のスタッカートがころころしています。アンコールのレスピーギの「甘美なワルツ」も素敵でした。

ホールC(ヴルタヴァ)18:00~18:45

去年も同じ組み合わせでシューマンを聴き、とてもよかったので楽しみにしていました。プラハ近郊の湖畔の別荘で書かれた楽曲は、第一、第三楽章はチェロ、第二楽章をヴィオラ、カルテットではバックアップにまわりがちな楽器が主題を演奏します。舞台上手から、伏し目がちなシャイボーイ、社交的な元気女子、お調子者のムードメーカー、冷静沈着なリーダー、後方から見守る顧問、みたいな絵面も面白かったです。

20年以上フェスをリードしてきた総合プロデューサーが第一線を退いて、少々雰囲気が変わりましたが、演奏のクオリティはしっかり保たれていると感じました。明日はバッハとスメタナです。


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