いつも大変お世話になっているノラバーの新年最初のライブを2023年、2024年に続き担わせていただきました。年があらたまるというのはまったくもって人間の都合ではございますが、やはり清々しい気持ちになります。
ご来場のお客様、デザートミュージックの配信を視聴してくださいました全世界のお茶の間の皆様、ノラバー店主ノラオンナさん、あらためましてありがとうございました。
1. クリスマス後の世界
3. 冬の旅
6. 月の子供
7. コインランドリー
9. 春 ~Judy Garlandに
10. オランピア ~Edith Piafに
11. 日傘をさす女 ~Amy Winehouseに(新作)
12. 舗道
13. 夕陽
14. 答え
本編第一部は以上14篇の詩を朗読しました。歌姫シリーズの新作も間に合わせることができてよかったです。そして冬のノラバー御膳。ポテトサラダ、大根油あげ巻、たまごやき甘いの、つくね焼き、きんぴらごぼう、きゅうりの酢のもの、さばみりん、とうふと小松菜のみそ汁、豆ひじきごはん。ひとつひとつの小鉢に落ち着きと素材に適した工夫があって、それだけでも会話が弾みます。そしてノラバープリンとバニラアイス、ノラブレンドコーヒーをいただきながらインスタライブ配信、30分間のデザートミュージックはこの6篇を。
2. 永遠の翌日
3. スターズ&ストライプス
4. 糸杉と星の見える道 ~Billie Holidayに
5. 夜の庭
6. スノードーム
今回のお土産は、ノラバーとこの店に集ってくれたオーディエンスに感謝を込めて、2017年の開店の年から2024年まで、途中コロナでリアル開催は3年のブランクがありましたが、11回出演させていただいた日曜生うたコンサートのライブ録音から9篇を選んだCD-R "from across the red counter table" を制作しました。
2025年は昭和100年。昭和40年(1965年)生まれの僕の還暦イヤーにあたります。その幕開けに充実した時間を過ごすことができました。区切りの年でもありますので、10年ぶりの詩集の制作(できれば2冊)と20年ぶりのスタジオレコーディングもしたいと思っています。もちろんライブも、ノラバーのワンマンを軸に、3Kやプリシラレーベルの詩人たちやミュージシャンのみなさんとの共演も実現したい。キャリアの終盤に差し掛かってもなお、あれもしたい、これもしたい、と思えるのは、本当に恵まれた環境にいるということ。あらためて感謝の思いを強く抱いた年頭でした。