2024年12月1日日曜日

NAKED SONGS vol.14 -Beat Goes On, Life Goes On -

師走。高円寺ShowBoatsami "PRESENTS"
NAKED SONGS vol.14 - Beat Goes On, Life Goes On - にPOETS on SUNDAYの一員として出演しました。

早世した音楽ライター下村誠さんの遺志を継いでsamiこと若松政美さんが主催し続けているライブ NAKED SONGS。12年前のvol.4 -Rolling Words Revue- にも呼んでいただいたことがあります。

今回は、さいとういんこさんURAOCBさんとユニットを組み、ビート・ジェネレーションをテーマにしたパフォーマンスというsamiさんのリクエストを受け、ユニット名はいんこさんとURAさんが町屋で隔月開催しているリーディングイベント "POETS on SUNDAY" からいただきました。

はじめにソロ朗読を数篇、いんこさんの自然体なのに華のあるステージ、URAさんのよく通る声でアクションを交え緩急をつけた朗読、僕は「スターズ&ストライプス」「夜警 ~Billie Eilishに」を、そして今回のために共作した連詩を3人で朗読しました。

連詩の面白さのひとつに、制作の過程でその作品内における自身の役割が像を結ぶ瞬間があるというのがあります。今作の場合は、いんこさんの問いかけに応えて僕が具体例を挙げてURAさんが修飾するというリフレインを書いているときが楽しかったです。

高橋研 & the acoustic gentlemen。小泉今日子さんの「スターダスト・メモリー」や故中村あゆみさんの「翼の折れたエンジェル」など多数のヒット曲を持つソングライターとしても一流の高橋研さんのバンドは、ベース、フィドル、アコーディオンというドラムレスの編成ながら強靭且つ柔軟なグルーヴ。時にフォークロア、時にアイリッシュなテイストを持つ楽曲のキャッチ―さが、リベラルなメッセージを搭載する高性能なヴィークルになっている。以前、港ハイライトのゲストで拝見していたアコーディオンの佐藤史朗さんに楽屋でご挨拶できたのもうれしかったです。

ジャック・ケルアック小説のタイトルを冠したThe Subterraneansはトリプル・ボーカル&ポエトリーリーディング。NAKED SONGSがきっかけで生まれたバンドです。ベースの篠原太郎さんTHE BRICK'S TONE)、ギターのCROSSさんthe LEATHERS)のふたりはvol.4でもお会いしていました。CROSSさんの「失われた言葉〜LOST WORD〜」はそのときに初披露されたポエトリー作品の発展形。センターの黒水伸一さんThe Shakes)も大変チャーミングな方です。1980年代からシーンに立ち続けるベテランロッカーたちの本気の遊び心に痺れました。

2022年末の「クリスマスの午後に」で再会し、今回お声掛けくださったsamiさん、ありがとうございます。地下のライブハウスに満杯のオーディエンスに声と言葉を届けることができて幸せでした。

 

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