2026年8月29日土曜日

mue ワンマンライブ

小雨。吉祥寺MANDA-LA2で開催されたmueさんワンマンライブに行きました。

開演時間の13時にmueさん(Vo、G)、タカスギケイさん(G)、市村浩さん(B)の三人がステージで着席し「新しく始まる生活」をリフレインする「君は大丈夫」の演奏でライブが始まりました。今年の5月から月例となったワンマンライブ。今回mueさんはいつものガットギターをGibson ES-335に持ち替えて、5弦ベースとヘッドレスギターという、ドラムレスのエレクトリックトリオです。

"Like Someone In Love"と"Just Friends"、ジャズスタンダードの2曲ではギターを置いて歌に専念、プレイヤビリティの高い二人の聞かせどころを心得たベースソロ、ギターソロにもたっぷり尺を取る。

2曲のオリジナルソング「まだこの世にはないものを作るゲームをしよう」「イシキムイシキ」に続き「即興やりましょうか」と突然リクエストし2コードをループさせるmueさんにアンビエントな音像で応える。表面的な音は穏やかですが、三人の音楽的瞬発力を強く感じました。

いつでも苦しめられるのはいちばん好きなもの」。好きだからこそ高みを目指す。好きだからこそ振り回される。好きなものに対する自身の真摯さに不足を感じる。そういう苦しさは、人間関係であれ、恋愛であれ、仕事であれ、誰もが感じるものですが、実は喜びと表裏一体で、mueさんにとっては音楽がそういう存在なのだろうな、と思いました。

小笠原の南洋踊り」のカバーをひさしぶりに聴けたのもうれしかった。実に不思議な歌で、ハワイアン風な旋律に古い南洋語の意味のわからない響きが美しいのですが、日本語の歌詞も「わたしの心はあなたのために大変痩せた死ぬかもしれません」みたいに面白いフレーズの連発で、mueさんの柔らかい声であっけらかんと歌うのが最高なのです。

この日が故マイケル・ジャクソンの誕生日ということで、(いつもの)見切り発車で歌った2曲もブラジリアンスタンダードの "One Note Samba" もよかった。

オープンチューニングを使用せず、ピアノも弾かず、カバー多め、スロー~ミドルテンポで進むライブは、肩の力が抜けていて、「がんばらない」モードに入れている感じがしました。次回は同じくMANDA-LA2で9/20(日)昼公演、今回のタカスギケイさん、市村浩さんに加え4月11日の周年ワンマンに出演した北山ゆう子さん(Dr)を迎えたカルテットとのこと、見逃せないです。

 

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