CUICUIのERIE-GAGA様ことエリーニョさん(Vo、Pf)とRuì Suì Liuこと筒井みづほさん(Dr)とそれぞれの配偶者である石川ユウイチさん(Gt)とRYOSUKEさん(b)の二組の夫婦で結成されたバンド現代夫婦。昨年11月のデビューライブに行けず涙を飲みました。2ndライブとなる今回はじめて生演奏を聴くことができました。
1曲目は中村文則の小説に着想を得た「列」。YESみを感じる変拍子ナンバーです。続く「誰もいない夜の広場」は吉田修一から。現代夫婦の各楽曲は、川上未映子、益田ミリ、谷川俊太郎など現代日本文学作品からインスパイアされて書かれたことが明示されており、10人の女性シンガーをモチーフにした詩を編んだカワグチタケシ詩集『過去の歌姫たちの亡霊』の音楽→文学とは逆ベクトルながら、強いシンパシーを感じます。
エリーニョさんが描くCUICUIより若干ダークな調性の楽曲にいつも寡黙な石川さんのパッショネイトでエキセントリックなギターが絡んで、RYOSUKEさんは終始クールでステディなビートを刻み、それらを束ねるみづほさんのエモーショナルなドラム。
ひとつ特徴となるのはウッドベースの存在。70年代ならLou Reedの "Walk On The Wild Side"、80年代はStray Catsの "Storm The Embassy"、90年代の a tribe called quest "Excursions"。ウッドベースをフィーチャーした楽曲たちのインテリジェンスを継承しているように感じます。
共演した2バンドもDJ AMAUUのアブストラクトな選曲もよかったです。主催のNECO ECHOの1曲目「窓辺の水槽」は、シューゲイザーを通過したはっぴいえんどという風情。一転、John Lennonの "Woman" のカバーは浮遊感のあるダブ。訳詞がピュアでキュートです。
トリのごのせんはよりカオティックな、MC、キーボード、ドラムス、セレクターの4ピース。ステージの床に直置きにされた2基のマシンの左手、ARTURIA MiniBrute 2のシンセベースの暴力的なグルーヴが強烈。右手はAKAI MPC KEY37です。


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