この日たくさんのライブの中から僕を選んでくださったお客様、それぞれの場所で気にかけてくれたみなさん、いつも美味しいお食事と居心地の良い空気を作ってくれる日曜店主ノラオンナさん、ありがとうございました!
限定10席の小さな会場で生音のライブですから、お客様から何もかも見えてしまう。どれだけ丁寧に作品を手渡せるか、その一点にのみ心を砕いて朗読しました。
1. If (Bread)
2. 無題(薄くれない色の闇のなか~)
3. Doors close soon after the melody ends
4. チョコレートにとって基本的なこと
5. 観覧車
6. 水玉
7. 花柄
8. 希望の駅(新作)
9. 森を出る( 〃 )
10. 線描画のような街
11. すべて
12. 新しい感情
13. スノードーム
14. 君住む街角 (On The Street Where You Live)
以上14篇で約60分のプログラムです。10名様限定の完全予約制ゆえ、どなたがいらっしゃるのか事前にわかります。ひとりひとりのお顔を思い浮かべながらセットリストを構成しました。お客様のプライバシーもございますので(笑)、ここでつぶさには申し上げられませんが、たとえば。
先々週同じ「アサガヤノラの物語」でmayulucaさんの歌を聴いて書いた「森を出る」には彼女の「きこえる」という曲の歌詞の一節を引用しています。また、前日の素晴らしいライブでmueさんがカバーしていたスタンダードナンバー "On The Street Where You Live" の歌詞を早起きして翻訳しました。
ご予約特典の冊子、カワグチタケシ訳詞集第2弾 "sugar, honey, peach +love2" からはブレッドの1971年のヒット曲「イフ」を。スペイシーでロマンチックなラブソングです。
終演後にはいつものようにノラさんの小粋なアイデアと丁寧な手仕事が詰まった美味しいお料理を楽しんで、みんなの会話も弾んで。心躍る春の夜はそんな風にして更けていきました。
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