2024年2月11日日曜日

ノラバー日曜生うたコンサート&デザートミュージック

建国記念の日。西武柳沢ノラバー日曜生うたコンサート&デザートミュージックマユルカとカナコの回に行きました。

日中よく晴れて2月としては暖かな夕方。カナコさん鼻笛をフィーチャーした 「3am」 からライブはスタートしました。続く「覚悟の森」ではフクロウの鳴き声を鼻笛で真似ています。僕はこの曲に真昼でも鬱蒼とした森をイメージしていたのですが、深夜の森を前に立ちつくすという解釈もありですね。

この日のドレスコードはネイビー。客席の落ち着いた色合いも作用していたのかもしれません。続く「ほんとうのこと」「チャイム」は1stアルバムから。マユルカさんの淡々としたメロディに控えめに添えるカナコさんのコーラスが美しい。

「日曜の夜はいつも何から逃げるのか、向かうのかわからないまま歌い出すんだ君は、やになっちゃうな」と歌う「日曜日」。まさに日曜の夜に。ドロップDのブロックは「箱庭」に続き、セットリストの前半で歌うことの多い「出発」をいつになくスローなイントロで本編最終曲に。

ミニマルで落ち着いたテイストのマユルカさんの音楽にカナコさんの鼻笛、ヴァイオリン、コーラスで色彩と奥行きが加わります。ヴァイオリンのレガートやピチカートはあくまで品良く。大学の先輩であるカナコさんが、後輩マユルカさんの音楽を尊重しつつ、内在するユーモアやハーモニーを表に引き出す役割をしています。

ノラバー店主ノラオンナさんの丁寧な手仕事とアイデアの詰まった2月のノラバー御膳を出演者と観客みんなでおいしくいただくあいだも笑いが絶えません。

インスタ配信ライブのデザートミュージックは「きこえる」で再開しました。定員7名という少人数予約制ならでは「あの人はこの曲かな、と考えて作るオーダーメイドのライブ」というマユルカさんのMCに深くうなづく。2曲のカバー演奏は思い切りはっちゃけて、最後の最後は「アネモネ」でしっとり締める。起承転結のあるいいライブでした。

僕も4/28(日)にノラバーで朗読させていただきます。昨年12月から各所で出演した5ヶ月連続ライブのしめくくりです。1ヶ月前の3/28(木)9:00amから予約開始となりますので、あらためてSNS等の告知をご覧いただけましたら幸いでございます。


0 件のコメント:

コメントを投稿