2022年10月22日土曜日

詩の朗読会 3K14

夏日。30年ぶりに江古田へ。Cafe FLYING TEAPOTで開催された詩の朗読会3K14に出演しました。

2000年6月に西荻窪のBookcafe Heartlandでカワグチタケシ、究極Q太郎小森岳史、イニシャルKの3人で始めた3K朗読会。2006年門前仲町天井ホール(現在は両国に移転)の3K11 featuring ワニラから12年の長いブランクを経て、2018年10月に千駄木古書ほうろう(現在は湯島に移転)の3K12で再開してから、50音順且つ年齢順のオーダーでお届けしています。

カワグチタケシは以下の8編を朗読しました(Qさんと小森さんのセットリストもnoteに掲載されています)。

2.
6. ノック(アウト)(小森岳史)
7. あんまり長いと読めないだろうから適当な長さの詩(究極Q太郎)

今年から始めたドキュメンタリーもしくは伝記映画を観て書く連作「過去の歌姫たちの亡霊」シリーズもアレサ・フランクリンで5篇になりました。あと何人分か書いたら冊子にしたいと思います。

二番手の究極Q太郎は、宮沢賢治の「春と修羅」の暗唱から、実はこれ2000年の3K初回のオープニングと同じ。エモい。人を食った筆名でパフォーマンスも好き勝手にやっているように見えてなかなか一筋縄ではいかない。どこまでが計算でどこからが天然なのか、よくわからないところが魅力でもあります。僕が朗読した「あんまり長いと読めないだろうから適当な長さの詩」はおそらく20代の終わり頃に書かれた詩ですが、親切とアイロニーの共存が絶妙です。

三番手の小森岳史(画像)とは、Qさん不在の12年間、共にTKレビュー(ふたりのイニシャルがTKなので)というゲストを2組入れたリーディングショーを開催してきました。レナード・コーエンルー・リードの歌詞や今回3K14のために現代歌壇界のプリンシパル飯田有子さんが書き下ろしてくれた短歌五首を朗読しました。最近数年書き継いでいる大雪でフライトが止まった大空港を舞台にした散文詩「空港3:スパイな二人」はウィット溢れるカンバセーション・ピース。続きが楽しみです。

小森さんが朗読した飯田有子さんはじめ、さいとういんこさんますだいっこうさん豊原エスさん村田活彦さん石渡紀美さんという錚々たる執筆陣からnoteにもらったコメントは一生の宝物です。村田さんがtwitterで「大人な朗読」と書いてくださいましたが、三者三様の大人げなさがあって、これからもその大人げなさを前面に出していきたい所存でございます。ご来場のお客様、FLYING TEAPOTさん、ありがとうございました。

 

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