今年も東京湾岸埋立地の金木犀が咲きました。小雨降る中、外苑前のTAMBOURIN GALLERYで開催中のイラストレーター夏目麻衣さんの個展『植物と冒険』にお邪魔しました。
夏目さんとは吉祥寺クワランカカフェで開催されたBOOKWORMで出会いました(実はそれ以前にもイベントで同席していたらしいのですが。)。そのときポートレートをスケッチしてくださいました。プリシラ・レーベル主催ライブのフライヤーに作品を使わせてもらったり、大変お世話になっています。
繊細な描線に優しい彩色が施された小品群が今回の展示の中心。『植物と冒険』と題された通り、ボタニカルと少年少女をモチーフに、異国情緒と甘酸っぱいノスタルジー、物語を感じさせる。観ていて気持ちの良い展示です。
「よく外国っぽいって言われるんですけど、もともと日本画出身なんですよね」と先日おっしゃっていましたが、輪郭線と上品で薄付きな色彩、空気遠近法を用いた空間構成に日本画の影響を感じます。
前後の予定が押して駆け足での鑑賞となってしまったことが大変心残りです。今回の展示作品では「花の子」「ロンド」「一角獣」、三文字タイトルの三作品が特に印象に残りました。
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