上野恩賜公園水上音楽堂、ウエノ・ポエトリカン・ジャム6 ~はしれ、言葉、ダイバーシティ~ (UPJ6)に出演しました。9月15日土曜日と16日日曜日、はじめての2DAYS開催です。前回は2009年のUPJ4。9年ぶりにウエノのステージに立ちました。
1日目の土曜日は朝から雨でしたが、13時台の谷川俊太郎さんあたりから雨が上がり、僕の出演時間にはすっかり日も暮れて。広いステージと客席。Anti-Trenchと鳥居さんというフレッシュな2組に挟まれて「無題(静かな夜~)」「水の上の透明な駅」「ANGELIC CONVERSATIONS」の3篇を朗読しました。いつも聴いてくださる方たちにも、初めてお会いしたみなさんにも、会場の隅々までしっかりと手渡すことができたと感じています。
谷川俊太郎、松永天馬(アーバンギャルド)、いとうせいこう is the poet、町田康。2日間の昼夜にそれぞれ登場した4組のヘッドライナーはもちろん、約40組のゲストは各々の持ち味を出していました。
1日目のゲストでは石渡紀美さんの軽快な凄味、文月悠光さんの揺れる佇まい、東直子さんのひたすらフラットな表現、初舞台とは思えない堂々としたパフォーマンスで魅せたセーラー服の歌人鳥居さん、ループマシンで分裂し統合する三角みづ紀さんの声。新橋サイファーも最高に楽しかった。オープンマイクでは、当日エントリー枠のキョウカさんと小夜さん、ラッパー多嘉喜さん。
2日目ゲストは、トップで清涼な風を吹かせたでんちゅう組、暁方ミセイさんの誠実さ、レジェンド花本武、和合亮一さんのウィット、totoさんの流れる水のようなフリースタイル、ジュテーム北村節。オープンマイクでは、当日枠の道山れいんさん(前日はゲスト出演)、どこかの谷のカバの妖精さん、yaeさん、等が特に印象に残りました。
客席で言葉を立て続けに浴びて疲れたら、ステージ脇の駐車場で行われている路上ポエトリースラムやMCバトルで気分を変えて。
僕的ベストアクトは、ゲスト部門では宮尾節子さん(画像)、オープンマイク部門 そにっくなーす、路ポス部門 木村沙弥香さんの1回戦、MCバトル部門はゆうまーるBP3回戦の長谷川さんです。
そして4人の司会者、1日目のyaeさん、ジョーダン・スミスさん、2日目の石渡紀美さん、猫道くん。いずれも素晴らしかった。石渡紀美さんのユルい呼びかけから拡がった「#子どもとUPJ6」ムーブメントも良い試みだったと思います。旗っていいよね。よって総合優勝は石渡紀美インダハウス!
全体的で雑な感想としては、「言葉である前に声であること」「人前に身体を晒すことに対して自覚的であること」が、詩を舞台表現として伝えるための重要なファクターだということです。
出演者としても観客としても2日間のお祭りを楽しみました。主催の三木悠莉さん、ikomaさん、大勢のボランティアスタッフのみなさん、どうもありがとうございました。
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