2018年9月16日日曜日

ウエノ・ポエトリカン・ジャム6

上野恩賜公園水上音楽堂、ウエノ・ポエトリカン・ジャム6 ~はしれ、言葉、ダイバーシティ~ (UPJ6)に出演しました。9月15日土曜日と16日日曜日、はじめての2DAYS開催です。前回は2009年のUPJ4。9年ぶりにウエノのステージに立ちました。

1日目の土曜日は朝から雨でしたが、13時台の谷川俊太郎さんあたりから雨が上がり、僕の出演時間にはすっかり日も暮れて。広いステージと客席。Anti-Trench鳥居さんというフレッシュな2組に挟まれて「無題(静かな夜~)」「水の上の透明な駅」「ANGELIC CONVERSATIONS」の3篇を朗読しました。いつも聴いてくださる方たちにも、初めてお会いしたみなさんにも、会場の隅々までしっかりと手渡すことができたと感じています。

谷川俊太郎松永天馬アーバンギャルド)、いとうせいこう is the poet町田康。2日間の昼夜にそれぞれ登場した4組のヘッドライナーはもちろん、約40組のゲストは各々の持ち味を出していました。

1日目のゲストでは石渡紀美さんの軽快な凄味、文月悠光さんの揺れる佇まい、東直子さんのひたすらフラットな表現、初舞台とは思えない堂々としたパフォーマンスで魅せたセーラー服の歌人鳥居さん、ループマシンで分裂し統合する三角みづ紀さんの声。新橋サイファーも最高に楽しかった。オープンマイクでは、当日エントリー枠のキョウカさんと小夜さん、ラッパー多嘉喜さん

2日目ゲストは、トップで清涼な風を吹かせたでんちゅう組暁方ミセイさんの誠実さ、レジェンド花本武和合亮一さんのウィット、totoさんの流れる水のようなフリースタイル、ジュテーム北村節。オープンマイクでは、当日枠の道山れいんさん(前日はゲスト出演)、どこかの谷のカバの妖精さんyaeさん、等が特に印象に残りました。

客席で言葉を立て続けに浴びて疲れたら、ステージ脇の駐車場で行われている路上ポエトリースラムやMCバトルで気分を変えて。

僕的ベストアクトは、ゲスト部門では宮尾節子さん(画像)、オープンマイク部門 そにっくなーす、路ポス部門 木村沙弥香さんの1回戦、MCバトル部門はゆうまーるBP3回戦の長谷川さんです。

そして4人の司会者、1日目のyaeさんジョーダン・スミスさん、2日目の石渡紀美さん猫道くん。いずれも素晴らしかった。石渡紀美さんのユルい呼びかけから拡がった「#子どもとUPJ6」ムーブメントも良い試みだったと思います。旗っていいよね。よって総合優勝は石渡紀美インダハウス!

全体的で雑な感想としては、「言葉である前に声であること」「人前に身体を晒すことに対して自覚的であること」が、詩を舞台表現として伝えるための重要なファクターだということです。

出演者としても観客としても2日間のお祭りを楽しみました。主催の三木悠莉さんikomaさん、大勢のボランティアスタッフのみなさん、どうもありがとうございました。


0 件のコメント:

コメントを投稿