まえかわさんアカペラの新曲『田植えうた』で始まったこのライブ。一昨年、西伊豆松崎町に転居し、農業を始めたまえかわさんが自分で収穫したお米を握ったおむすびが付いています。お米だけではなく、お野菜も松崎町のご近所さんから分けてもらったもの。それら土地の恵みをcopo do diaの伊藤シェフが素材を活かして手際よく調理し、音楽と共に味わうという好企画。
まえかわさんの歌声の素晴らしさは繰り返し書いていますが、ギターの腕も上げたなあ、と思いました。従来のアルペジオ主体のアンビエントなスタイルに加え、しっかりとしたストロークでリズムを組み立てられるようにもなっていました。尾花さんとのギター2本の絡みも美しかった。
パンデイロとピアニカのRINDA☆さんは終始笑顔で正確無比なグルーヴを叩き出し、尾花さんのパッショネイトな7弦ギターが会場の温度を上げる。終盤には、まえかわさんとRINDA☆さんも参加しているBanda Choro Eletricoのスルド奏者ちっちさんが客席から加わり、大きな掌でゆったりたっぷり会場を揺らす。
まえかわさんとRINDA☆さんのオリジナル曲に定番のMPBカバー、加えて僕の訳詞集からFairground Attraction "Allelujah" を歌ってくれたのもうれしかったです。
0 件のコメント:
コメントを投稿