7月も今日で終わり。東京メトロ千代田線で代々木公園へ。coruri/cafe 家で開催されたオープンマイクBOOKWORMに参加しました。前回の浜松はフィクショネスのワークショップと重なって行けなかったので、昨年9月の葉山以来10ヶ月ぶり。
当日エントリーで誰でも10分間、好きな言葉を参加者みんなに手渡すことができるフリースタイルの会。好きな小説やエッセイを読んだり、歌詞や自作の詩、テクストを持たずただしゃべるだけでもOKです。真夏だというのに上がりきらない気温のせいか、フジロックと重なったせいか、開催間隔が割合狭かったからか、いつもより参加者が若干少なめでしたが、逆にゆったりと贅沢な時間の流れに。
冒頭のコイワズライ(バンド名)の三宅さんの「どんどんよくなる法華の太鼓」、爆音エロぶるーず(ソロユニット名)の遠藤コージさんの「The Water is Wide」、さかいあおさんが紹介した津村記久子の『ミュージック・ブレス・ユー』、梨田真知子さんのフィッシュマンズのカバーとミドルテンポの自作曲という、前半のゆるやかな流れが特に心地よく感じられました。
僕は5月21日の朝日新聞夕刊に載っていた、詩人岸田衿子さん(4/7没)の追悼記事を紹介しました。「新聞もテレビもない、浅間山麓・六里ヶ原(群馬)での山小屋暮しが長かった。ある日、久しぶりに東京へ出ると、見慣れない文字が目に。『平成って何だろう』と思ったそうだ」。
ほかにも、菊地ひとみさんが朗読した幸田文のエッセイ、山崎円城さんの真木村の話、藤田文吾さんのちょっと笑える自作の短詩などが印象に残りました。カリフラワーの食感も楽しい冷やしベジタブルカレーもおいしかったです。
梨田真知子さんは現在22歳。終演後先に帰宅した本人不在の中、22歳当時の自分たちがどんなだったか、という話になりました。円城さんと遠藤さんは22歳のクリスマスイブをバーカウンターでおそろいのギブソンのフルアコを抱えてブルージィに酔いつぶれて過ごしたそう。僕は22歳の夏休みにこんな詩を書いていました。
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