再来週のソロライブの告知を下のエントリーでしていますが、今日は2月にPoemusica Vol.37で共演したmayulucaさんご出演の日曜音楽バー「アサガヤノラの物語」に行ってきました。
10人限定の生音・生声・お食事付きライブということで、Poemusicaではスチール弦&ループマシン仕様のmayulucaさんでしたが、この日はガットギターと声だけ。春をテーマにした約60分11曲のセットリストです。
八分咲きの桜に細かい雨が降ったり止んだり。ガラス戸の外、阿佐ヶ谷の住宅街を、傘をさした人や傘をささない人が通り過ぎていきます。
声を張らずに淡々と流れる静謐な音楽。ガットギターの丸い音色と相俟って、森の中に迷い込んだような心地良さと微かな緊張。すべてが自然でどこにも力が入っていないのにしっかりと聴かせるのは、ギターの正確なリズムに強い意志が内在しているから。生音でもアシッドなグルーヴがきちんと伝わってくる。
硬質な歌詞とどこかとぼけた味わいのあるスキャットのミクスチャーもセンスを感じさせます。意外なカバー曲もmayulucaテイストに味付けされている。それはどこから来るのだろうと思い、好きな音楽について尋ねてみました。結局謎は解けなかったのですが、いろいろ面白いお話を訊くことができました。
終演後、そんな会話とともに供される日曜店主ノラオンナさんの手料理はどれも優しい味でした。音楽のクオリティとお料理のクオリティと。お腹一杯のふわふわした気分で帰途に着きました。
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