2013年5月5日日曜日

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2013 ③

五月の連休もいよいよ終盤に差し掛かってきました。東京は毎日お天気です。今日も有楽町東京国際フォーラムへ。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2013" 最終日はこの1本。

■公演番号:321 
ホールB7(ヴェルレーヌ) 10:45~11:30
ドビュッシー神聖な舞曲と世俗的な舞曲
ラヴェル序奏とアレグロ」「亡き王女のためのパヴァーヌ」「マ・メール・ロワ
イプ・ウィンシー指揮
香港シンフォニエッタ 篠崎和子(ハープ)

東京ではなかなか聴く機会のない日露独仏英米以外の国の楽団の演奏に触れることができるのもこのフェスの魅力のひとつだと思います(2007年に聴いたスペインのビルバオ交響楽団のチャイコフスキーはいまだに忘れ難い)。ある程度の規模の都市にはオーケストラがありますよね。もちろん香港にあっても不思議じゃない。平壌にだってあるくらいですから。

超国際都市のオケだけに人種国籍も多様ですが、肥満の団員がひとりもいない(笑)。男子が粒揃いでアジアの黒髪イケメン好きにはたまらないビジュアルです。団員の半数を超える女性演奏家もすらっとした長身の人が多くて格好良かった。

イプ・ウィンシー(葉詠詩)氏は今回聴いたなかでは唯一の女性指揮者。アメリカで学んでいるからか、昨日、一昨日のフランス人指揮者と異なり、シャープで明晰、構築的な音楽造形です。

フランス音楽に浸かった3日間でした。「ボレロ」「亡き王女のためのパヴァーヌ」「牧神の午後への前奏曲」を2回ずつ聴けたのも、それぞれの演奏家の個性の違いがわかって面白かったです。ドイツやイタリア、ロシアの音楽と違って、調性が不明瞭でとらえどころのないフランスの音楽ですが、実は一番熱心に聴いていたのは高校生のころなんですよね。ひさしくターンテーブルに乗せていないLP盤を引っぱり出してみようかなと思っています。

そして、来年のフェスのテーマは「アメリカ」だそうです。アンドリュー・ヨークギター曲なんか聴けたらうれしいな。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿