三連休最終日は良く晴れた日曜日。下北沢CLUB251でLiquidの1st Album"We are Liquid"リリース・パーティが開催されました。Workshop Lounge SEED SHIPのPoemusicaで毎月共演しているLittle Woodyのバンドの晴れ舞台とあっては見逃せない。小田急線に乗って出かけました。
Liquidは、ギターのイガヒロシ、ドラムス脇山広介、ウッドベースLittle Woodyの3ピース・インスト・ロック・バンド。結成9年目にしてはじめての公式盤がリリースされるということで、満員の会場は祝福ムードでいっぱい。
CDは鋭利な刃物のようにシャープな演奏で、この2ヶ月ほど愛聴していますが、ライブでは角材やセメントブロックでそこらじゅうをガツガツと叩き割るような無骨でワイルドなパフォーマンスを聴かせます(比喩です。実際に機材を壊したりはしません、笑)。
ジョー・ペリーばりにファンキーかつ歪みまくったギター。豪快なのにタイトなドラムス。Little Woodyは身体よりでかいウッドベースを回転させたり、よじ登ったりとロカビリー・マナーに則ったアクションのスラップベース。それでいて繰り出されるのは、ブルースをベースとしがら、懐古や感傷をかけらも感じさせない「今」の音楽。インテリジェンスとウィルダネスという相反する要素を生来のユーモアが継いでいる。
曲間のLittle WoodyのMCは、イガさんのツッコミと相まって、あいかわらずのユルさでしたが、そこからイントロへとなだれ込むときの胸のすくようなギャップといったら! オールスタンディングでオーディエンスがモッシュするようなライブは本当にひさしぶりでしたが、心底楽しめました。
ふたつの対バンもいい演奏をしました。BIGNOUNは、70年代っぽいアーシーなリフ主体のロックンロール。ボーカル、アコギ、ブルースハープのキムウリョン(ex.cutman-booche)のソングライティングセンスが光る。演奏にきらびやかなパーティ感があって、今日のオープニングにぴったり。ドラムスは松潤似のイケメン脇山広介がLiquidと兼任です。
PHONO TONESは、moqmoqさんのバンドあしのなかゆびにも参加している宮下広輔のペダルスチールをリード楽器に置いた循環コード主体のスペーシーなフリーミュージック。メンバー全員がヘッドバンギングするラウドな音楽なのに、なぜか中心には静寂が存在していて、その静謐な美しさはThe Album Leafにも通じるほど。ASIAN KUNG-FU GENERATIONのドラマー伊地知潔の別プロジェクトです。
そんなLittle Woodyが新作アニメーションを披露する次回のPoemusicaは12月21日(金)。クリスマスパーティです。楽しみましょう!
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Poemusica Vol.12
日時:2012年12月21日(金) Open 18:30 Start 19:00
会場:Workshop Lounge SEED SHIP
世田谷区代沢5-32-13 露崎商店ビル3F
03-6805-2805 http://www.seed-ship.com/
料金:予約2,300円、当日2,500円(ドリンク代別)
出演:Soulcolor*音楽
はらかなこ*音楽
平井真美子*音楽
Little Woody *映像
カワグチタケシ *ポエトリー
いつもより開演時刻が30分早いので、ご注意ください!
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