2025年12月14日日曜日

3人のKによる詩の朗読会 3K18

氷雨。ロネッツのクリスマスソングが流れる商店街を抜けて。江古田の名店 Cafe FLYING TEAPOTで開催された 3人のKによる詩の朗読会 3K18 An afternoon of poetry reading with 3K に出演しました。

究極Q太郎の『ラブ、アイリス、そしてライフ』という詩集がヤバい、と小森岳史と意気投合したのは、2000年のある日。小森さんと僕も知り合ったばかりで、当時西荻窪にあった古書店 Heartlandの店主斉木氏とフリーペーパー『POETRY CALENDAR TOKYO』の準備をしていた頃でした。

小森さんからQさんに声掛けしてもらい、2000年6月にHeartlandで最初の3K朗読会が開催され、2006年までに11回、そして12年のブランクを経て2018年に3K12で再開し、25年目の今回が3K18。Qさんの詩集『散歩依存症』、僕の『過去の歌姫たちの亡霊』が出版されてから初めての3Kは2022年10月の3K14と同じ Cafe FLYING TEAPOT。小森さんも新作翻訳詩集『変化のときが訪れた』を作り、トリプルレコ発となりました。

僕のセットリストは以下の通りです。

5. 着陸時誘導灯(小森岳史
6. 浮くこと(究極Q太郎
7.

Qさんは『散歩依存症』収録作品以外にも、福島在住の仲間たちと作っているZINE『甦rebirth福島文芸復興』に掲載され、3K Podcastでもいくつか紹介していた英語詩の原文と究極Q太郎訳の朗読や宮沢賢治の『春と修羅』を朗誦し、小森さんも新作翻訳詩集『変化のときが訪れた』からサム・クックオーティス・レディングルー・リードの歌詞、アレン・ギンズバーグの小森岳史訳を中心に朗読しました。また小森さんは僕の「夜警 Billie Eilishに」を、Qさんは「糸杉と星の見える道 Billie Holidayに」を読んでくれました。

昨年11月の3K17以来13ヶ月ぶりに生で聴くふたりの声に、初対面から変わらないコアと老境に踏み入りつつある成熟を感じ取ることができ感慨深かったです。3K19、3K20と続いていく我々の今後覚束なくなるであろう足取りをあたたかく見守っていただけますと幸いでございます。ご来場のお客様、 Cafe FLYING TEAPOTさん、コメントを寄せてくださったヤリタミサコさん小夜さん古書ほうろうさん、そしてQさん、小森さん、あらためましてありがとうございました。

 

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