4月最後の快晴の土曜日、田原町 Readin' Writin' BOOKSTOREにて『同行二人#台東区寿二丁目 A POETRY READING SHOWCASE Ⅷ』が開催されました。ご来場のお客様、Readin' Writin' 店主落合博さん、皆様ありがとうございました。
店主が吟味した本に囲まれ、マイクを通さない生声で、ひとりひとりの顔の見える空間へ言葉を放つ。それが僕にとってのポエトリー・リーディングの原点です。表参道PLAYBILL、赤坂Huckleberry Finn、西荻窪Heartland、渋谷Progetto、etc.. 1997年に初めてステージに立った頃に朗読をさせてもらった今となっては伝説的な書店とそこに集った人たちの記憶が蘇りました。
材木倉庫をリノベーションしたReadin' Writin' さんは、かつて朗読したそれらの店よりも広く天井も高いのですが、とても自然で柔らかく声が響く素敵な空間でした。
1. ANOTHER GREEN WORLD
2. スターズ&ストライプス
3. 名前
4. ケース/ミックスベリー
5. 永遠の翌日
6. Here's Where The Story Ends / The Sundays
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7. 無題(薄くれない色の闇のなか~)
8. だから泣くなと言ったのに(村田活彦)
9. International Klein Blue
10. 新しい感情
11. Planetica(惑星儀)
12. We Could Send Letters / Aztec Camera
店名にちなんで、ザ・サンデーズの1stアルバム"Reading, Writing And Arithmetic" の2曲目"Here's Where The Story Ends" の歌詞を訳したのは、お店と店主に対するリスペクトを伝えたかったからです。
ラッパーFcrow氏、役者瀬戸口俊介氏、詩人道山れいん氏の演出で観客参加型のパフォーマンスを行った村田活彦さんの前半部分。複数者出演ライブの限られた時間枠でワークショップ要素を取り入れる難しさはありましたが、彼が毎回新機軸にチャレンジしてくれるおかげで、いつも通りにやっても僕のリーディングの前回や過去との違いが際立つ。そういう意味では悪くないコンビネーションなのかもしれません。
村田さんのアシスタント役も兼ねた道山れいん氏との二声朗読のグルーヴで僕の出番前の客席を温めてもらえたのも助かりました。夜中に水を撒く、オーイェー!
前回の清澄白河どうぶつしょうぎcafeいっぷくさんでふりだしに戻り、北北西に進んだ8回目の同行二人。来年は更に西に進むのか、それとも北へ? みなさんにとっても我々にとっても愉快な旅路でありますように!
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