2009年8月8日土曜日

真夏の夜の夢

シネカノン有楽町二丁目で『真夏の夜の夢』を観ました。シェイクスピアの戯曲の舞台を沖縄の離島に替えて、『ナビィの恋』の中江裕司監督が映画化した作品です。

シェイクスピア戯曲の妖精パックが、島の精霊(キジムン)マジルーという設定。珊瑚礁の深い青、亜熱帯の鮮やかな色彩が印象的です。『ナビィの恋』の音楽は沖縄民謡とアイリッシュトラッドのミクスチャーでしたが、『真夏の夜の夢』では、沖縄のメロディとJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲(のヴィオラ演奏版)が交互に響きます。

人間に忘れ去られると消えてしまうというキジムン。一方、他人に忘れ去られても消えることができないのが現実の人間で、それは少々悲しくもあり、可能性でもあり、みたいなことを考えていました。

ところで、4月27日のエントリーで紹介したシネカノンの館内アナウンスですが、普通のになっていました。どうも前回の担当の方がシネカノン有楽町一丁目に人事異動になった(イトシア⇒ビックカメラ)のではないか、との情報が。。

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