昨年12月のカワグチタケシ詩集 "ultramarine" レコ発ライブ "fall into winter"。そのフライヤーのイラストを描いてくださった夏目麻衣さんの個展が、ライブの会場だった幡ヶ谷のカフェjiccaさんで開催されています。
"fall into winter" がご縁で展示が決まったこともあり、そういえばあの日は昼間のライブで打ち上げっぽいことしなかったよね、ならばお祝いがてら集ろうか、ということになりまして、出演者・スタッフ一同でお邪魔しました。
カフェのコンクリートの壁に直接貼られた展示作品はペン画に彩色を施した小品が中心。繊細な描線に三原色を中心とした鮮やかな色彩が載っている。"Prints!" というタイトルにもある通りポスターやポストカードなど、印刷されることを前提とした作りになっています。
彼女独特の描線には日本的な情緒がなく、乾いているのに懐かしさを覚える。たとえばアンディ・ウォーホルの商業デザイナー時代の初期作品にも通じるような。作品自体はデジタル処理されているのですが、電気製品が普及する以前の時代の甘美なノスタルジーと物語性があります。
平成生まれの夏目麻衣さん。「ひとつの絵をずっと描き続けるわけにはいかないから一枚一枚完結させてはいますが、私のなかではひとつの大きなストーリーの一部です」と言う。この日会場を訪れた友だちからプレゼントされたスズランの花のように可憐な方です。
お一人様でもグループでも入りやすいjiccaさん。旬の素材を活かした美味しいお料理。いまなら、たけのこ、空豆、アスパラガスなど。夏目さんの展示は5/28(土)まで。毎週木曜夜は作者在店とのことです。京王新線ユーザーの方もそうでない方も是非!
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