日本語の詩を英語に、英語圏の同時代の詩人の作品を日本語に翻訳し、作者と訳者が朗読する。かとうゆかさん(日本語)とマエキクリコさん(英語)が2ヶ国語でMCします。
ひとつの作品を複数言語、複数の声によって表現することで、別の響きと景色が与えられます。作品数を詰め込まずゆったりとした進行ながら、刺激のある時間を過ごしました。
自作の「すべて」は、僕の日本語と訳者マシュー・ホロメキー氏(カナダ人)の英語で、アメリカの詩人Jan Lewisさんの"From the Republic of Words"(邦訳:言葉の共和国より)とアイルランドの詩人Nora McGuillenさんの"Knife Sharpener"(邦題:ナイフ砥ぎ機)の日本語訳を朗読しました。小さい声でゆっくり読んで声にどれだけ質量を乗せられるか、というのを最近は追求しているのですが、生声でもようやく成果が出せるようになってきたように思います。
江戸川橋は20代中盤を過ごした懐かしい土地。終演後、次のお座敷まですこし時間があったので、当時暮らしていたアパートに寄ってみました。「コインランドリー」を書いた屋上の洗濯場はなくなっていましたが、築30年以上のいまもきれいに使われているようでした。
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