そのどんづきが、ちょこっとカフェギャラリーmaruchanです。靴を脱いで上がるとソファやちゃぶ台が並び、まるで友だちの家に遊びに来たみたい。適度に雑然として落ち着きます。maruchan朗読会は第3回ということですが、初めてのゲストに呼んでいただきました。
オープンマイクとはフリーエントリーのライブパフォーマンスのことですが、ここの朗読会は好きな本や雑誌から言葉をシェアするという色彩が強く、そういう意味ではbookwormに近いのかな。
トレーニングされた声もあれば、素のままの声もある。商店主、舞台女優、会社員、主婦、ミュージシャン、無職、詩人、etc。13人の参加者が、小説や随筆、雑誌の記事、自作の歌詞や詩をそれぞれの声で発し、ひとりひとりがそれぞれの方法で受け取る様子はゆるやかにインタラクティブでライブ感がありました。
前半は自作詩を7篇。「ANGELIC CONVERSATIONS」「ANOTHER GREEN WORLD」「舗道」「夕陽」「答え」「ボイジャー計画」「線描画のような街」を朗読しました。僕の詩作品のなかでは比較的政治色の強いラインナップです。
そして後半はカバー朗読を3篇。カオリンタウミ「ウィンターソング」、トム・ウェイツ「ダウンタウントレイン」、北川浩二さんの「涙」。
質疑応答では、詩作と朗読、社会情勢とパフォーマンスといったテーマで、一方的に質問に答えるというより、少しだけ踏み込んだ意見交換ができたのではないかと思います。このような機会を提供してくださった主催の上地安司さん(左利き)、和装のイケメン松澤翼さんとリバプールF.C.サポ友さんたち(You'll never walk alone!)、maruchanの芳賀千尋さん、地元の参加者のみなさん、旧知の詩人たちに感謝します!
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